WEB会報4月号(4/2 公開 #30)

Web会報の30年4月号です。4月の天文関係の情報+αをまとめて紹介します。

1 公式行事ほか(天文クラブ+はれー倶楽部)

4月は公式行事はありません。天文クラブの更新手続きをお忘れなく。(継続の優先期間は4月16日までです。これは振込のみです。天文クラブ3月例会時に窓口で継続手続きをされていない方は振込用紙にて振り込んで下さい。新規募集が始まるまでは窓口での継続手続きは対応されません。その点、ご注意下さい。)

(来月予告)5月19日、26日 蛍と星の鑑賞会
5月19日は会員でひっそりと行います。5月26日は浅田さんによる星空解説があります。また、この日は、午後2時より、例年蛍の案内等をして下さる風の子幼児園の仁藤様主催で、宇宙線がご専門の「丹羽公雄先生」の講演会もあるそうです。時間、場所等の詳細な案内が参りましたら、またご連絡します。

2 天文情報

4月上旬には、明け方の空で土星と火星が接近します。
木星は、21時過ぎに東の空に見えるようになります。
その他の情報は「4月のほしぞら情報(国立天文台)」
今月の星空(アストロアーツ)」で

3 講演会・イベント等

(1)池ヶ平天文観測会
4月14日(土)、21日(土)
日時など詳しくはこちらから河合さんにご確認下さい。

(2)第126回福井教室                  平成30年 4月7日(土) 14時~16時(日程変更の可能性有)                            名古屋大学 理学部B館5階:B5講義室

4 新着記事、その他

はれーブログもご一読下さい。

新着記事:服部完治先生最終投影(報告)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。

月間予定はカレンダーで。

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編集後記

3月31日(土)をもって、名古屋市科学館の服部完治先生が引退されました。古代神話に造詣が深く、独特の解説は、一部のファンの間で完治節と呼ばれていました。詳しくは新着記事をご覧下さい。

さて、何事であれ、始めと終わりはワンセットになっているはずです。最大の始まりは宇宙の始まりで、ビッグバン理論によりその様子はかなり明らかになってきました。これとセットになるのは宗教的には最後の審判などでしょうが、宇宙論では終わりの姿はあまり明確で無いような気がします。

そして、時間について考えると、人間にとっても宇宙にとっても、生まれる前と終わりの後の時間は存在しないのでは?
完治先生の最終投影を聞きながら、取り留めも無く時間の不思議について考えていました。

(石川)

服部完治先生最終投影(報告)

3月31日(土)名古屋市科学館のプラネタリウム最終投影は、同日付で引退される服部完治先生の最終投影でした。

「古代人の宇宙」と題されたテーマで、完治先生が得意とされる宇宙と古代の神話にまつわるお話でした。お話の最後は、ホーキング博士の虚数時間と「あの世」について服部先生流の解釈で締めくくられました。(詳細は<最終投影の概要>を参照)

最終投影の後には、多くの方から花束などをプレゼントされ、また、はれークラブや他の天文関係者と共に記念撮影などが行われました。

最終投影の後で

服部先生は、はれークラブ創設時から顧問をされており、はれークラブとしても大変お世話になってきました。この場を借りて御礼申し上げます。長い間ありがとうございました。

---------<最終投影の概要>ーーーーーーーーーーー

3月の夜空に見られるふたご座ですが、ポルックスとカストルという双子のギリシャ神話に由来します。ポルックスは神の子であるため不死ですが、カストルは人間の子であるため、戦いで死んでしまいます。それを嘆いたポルックスは、死んだカストルと天空で一緒に過ごすことになりました。また、この2人は卵から生まれたことになっていますが、宇宙が卵から始まるという神話(宇宙卵生説)もあります。

古代中国の神話に盤古と呼ばれる神がいます。宇宙は最初は卵のような塊でその中に盤古がいました。盤古が成長すると卵は窮屈になり、盤古はこれを押し上げて2つに割りました。すると上側は天に下側は大地になったということです。盤古は1万八千年生き、その死後に死体の目は太陽と月に、息は風に、血は川に、毛は植物になったということです。天地創世に関する類似の神話は北欧など(エッダ神話)にもあります。

現代宇宙論では、宇宙の始まり(特異点)をどのように考えるかが問題になっています。特異点問題を解決する仮説の一つとして、最近亡くなったホーキング博士が考えた虚数時間という概念があるそうです。

宇宙の始まりより前の時間は、現在の宇宙から知ることができない虚数の時間、いわば「あの世」です。人にとっての死後の世界も、知ることができないという意味で「あの世」です。決して知ることができない「あの世」について、人間は昔から想像を巡らせてきました。宇宙の暗闇の部分を見ることは、宇宙創世のその前の「あの世」を見ることにつながっているのかも知れません。