(行事報告)秋の定例会(10/21)

10月21日(日)の秋例会について報告します。
プラネタリウム参加者27名、ミニ講座22名、懇親会 17名の方にご参加いただきました。

ミニ講座のあと、全員で集合写真

ミニ講座の後で、講師の毛利先生を囲んで、集合写真を撮りました。

1.プラネタリウム

プラネタリウムは15:20からの一般投影で「渦巻く銀河」でした。
いつもプラネタリウムでは少しウトウトしてしまうishiですが、今回は最近の疲れが溜まっていたのか、熟睡してしまいました。秋の星座の解説を聞いていたと思ったら、次に気がついた時には、銀河系を外から眺めていて、星の回転速度が一定であることを図で示していました。その後、地球に戻ってきて終了でした。KoMさん、できれば解説のフォローをお願いします。

※KoMです。欠席された方への文書に書いた通り、自分は2回見ましたが、何を言いたいのかがよく掴めませんでした。今、分かり易く説明するにはと銀河形成論を紐解いています。科学館のホームページには「宇宙には渦を巻いている銀河がたくさんあります。私たちの銀河系もその一つです。あの渦はぐるぐると巻きついてしまわないのでしょうか?銀河の渦巻きの秘密にせまります。」とありました。なので「巻き込みのジレンマ」について深く解説するのかな?と思っていたのです。たしかに高速道路の渋滞に例えて軌道運動を説明したのは1964年に発表された理論です。ただ、あの説明ではディスクに生じた螺旋状の密度波を説明しきれていないと感じました。特に、太陽のように割と長い寿命の星がデネブの様な寿命の短い星を追い抜く時(後ろに追いついたというべきか)に寿命の短い星が消滅するあたりが?でした。

2.ミニ講座

ミニ講座は、プラネタリウムで話した内容のより詳しい解説ということで、盛りだくさんの内容でした。

まずは最近の宇宙開発の話として、水星探査衛星ベピ・コロンボの打ち上げ、ソユーズロケットの事故で宇宙ステーションが無人になる可能性、はやぶさ2のミネルバから撮った写真の話など。

次に、ふたご座流星群極大(12/14(金))にちなんで、天体イベントの観測には、当日の星の位置を想定した下見が重要であるというお話。7月28日に皆既月食がありましたが、その写真を撮るためには、月の位置が同じになる前日同時刻の約50分前に、適切な観測場所を見つけておくこと。初日の出なら、冬至を挟んで太陽の位置が同じになる12月12~13日が下見に良いことなど。

ミニ講座の様子

そして、プラネタリウムの観客動員数を上げるには、逆説的ですが観客動員数を目標にせず、内容を充実させることに力を注ぐことが重要とのこと。このあたりは、ビジネスにも通じるものがありますね。

火星大接近については、観測に適しているのは、大接近の日ではなく、高度が上がり大気の影響を受けにくくなる8月末~9月にかけての時期が良かったこと。さらには、今回(-2.8等)だけでなく、次回の接近(-2.6等)もそれなりに大きく、高度も高くなるので観測には適しているとのこと。次回は砂嵐がおさまっているといいですね。

さて、渦巻く銀河では、銀河系の星の運動を赤方偏移によって観測しています。しかし、地球との距離が変化しない向きに移動している場合には、赤方偏移は観測できないことになります。銀河系の形については、2003年に打ち上げられたスピッツア宇宙望遠鏡により、精密な観測データにもとづく3Dモデルが作成されました。

今日(10/21)は旧暦の9月13日で、栗名月にあたります。中秋の名月は旧暦の8月15日(15夜=満月)と9月13日(13夜)の2回あり、それぞれ芋名月、栗名月と呼ばれています。

最近亡くなられた樋口敬二先生(元名古屋市科学館館長)は、毛利先生と浮世絵についての論文を書かれたことがあるそうです。歌川広重の浮世絵に名所江戸百景 猿わか町よるの景という作品があります。この月がいつ、どの方向に見えたかについて、絵に描かれた情報を手がかりに、分析を行ったそうです。(「浮世絵に描かれた月について–歌川広重版画の解析–」名古屋市科学館紀要第23号,pp 1-6(1997),樋口敬二、毛利勝廣)※記念写真中、ホワイトボードに映されている絵です。この月、実際よりも8倍大きく描かれているとのこと。でも、中秋の名月って、東の空低い位置にあるときは「盆のような」で、大きく感じますよね。違和感を感じさせない所は流石と感じました。

盛りだくさんの内容であっという間に1時間近く過ぎていました。全員で集合写真を撮って懇親会会場に移動しました。

3.懇親会

懇親会会場は「隠れ家酒場 酒武者 栄伏見店」でした。日曜休業だそうですが、KoMさんが交渉していただいた結果、貸切で使うことができました。飲み放題だったので、お酒をたくさん飲みたい方にはお得感のあるコースだったのではないかと思います。

HKさんの音頭で乾杯

懇親会の席では、ふたご座流星群をいつ見るかについて議論したところ、12月14日(金)の夜から見たいという意見が多かったので、14日から15日にかけて観望会を計画することになると思います。

その後は、各テーブルでそれぞれ懇親を深めました。
懇親会を含めると、集合から解散まで、約6時間の長丁場になりましたが、有意義な時間を過ごせたのではないでしょうか。

※KoM加筆

 

特別企画展 はやぶさ2 ーはやぶさのその先へー

秋例会の懇親会時にぽんちゃんさんから紹介いただきました。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で 特別企画展 はやぶさ2 ーはやぶさのその先へー が開催されております。終了してしまったイベントもありますが、これからのものもありますので、ご興味のおありの方はどうぞ。

名古屋大学レクチャー

KoMは別行事で参加できませんが、、、

名古屋大学の最も重要な学術講義として位置づけ、学外に積極的に公開する。世界トップレベルの研究者を招聘し、名古屋大学総長がホストとしてレクチャシップを授与します。
2018年度名古屋大学レクチャーは11月23日(金・祝)に開催します。

【日時】 2018年11月23日(金)
開場 12:30
開演 13:00
終了 16:00
【会場】 名古屋大学東山キャンパス 豊田講堂 (地図)
【講演】 東京大学卓越教授
梶田隆章 (名古屋大学レクチャー)

名古屋大学大学院理学研究科教授
杉山 直 (解説講演)
詳細はポスターをご覧ください。
【対象】 どなたでも参加できます (参加無料)
【主催】 名古屋大学
【共催】 中日新聞社
【応募】 こちらからお申し込み下さい
※ 募集締め切り:11/9
※ 応募者の方全員に電子メールにて抽選結果/受講票を送付します。
※ はがきによる申し込みは受け付けておりません
【交通】 名古屋大学東山キャンパス 豊田講堂
※駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
地下鉄名城線 : M18名古屋大学駅 2番出口すぐ
名古屋市バス : 名駅17、栄16、栄17、八事11、猪名、昭和巡回、名古屋大学バス停下車すぐ (バス停情報)

4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」の使い方講習会

国立天文台の縣さんからの情報です。KoMは京都で御茶会が入っておりますので参加できません。

宙ツーリズム第1回セミナー 「Mitakaから宇宙へ」
4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」の使い方講習会

国立天文台が開発し、皆さんが無料で楽しめる
4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」の
操作方法の習得を目的としたセミナーを開催します。

日時:2018年10月28日(日) 14:00-16:00
会場:三鷹ネットワーク大学 (東京都・JR三鷹駅前)
https://www.mitaka-univ.org/info/access.html

参加費:5,000円(宙ツーリズム推進協議会会員は無料)
申込:10月25日(木)までに info@nao.jpn.com へご連絡ください。
定員:先着20名

※なお、前日10/27は国立天文台三鷹本部の特別公開日です。
https://www.nao.ac.jp/open-day/2018/

このセミナーに関するお問い合わせは、info@nao.jpn.com までお願いいたします。

WEB会報10月号(2018.10.1公開 #36)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)秋例会(10月)
日時 平成30年10月21日 午後2時30分集合(時間厳守)
場所 名古屋市科学館
・プラネタリウム テーマ:「渦巻く銀河」
・総会 ミニ講演会
・懇親会(場所未定)
申込期限 10月15日(月)
詳しくは「2018秋例会」をご覧下さい。
多数の参加をお待ちしております。

2 天文情報

秋の星座の季節になりました。秋は、明るい星が少なく、都会ではややさびしい印象になります。最接近から2ヶ月が過ぎ、火星もだんだん暗くなってきましたが、それでもマイナス1等級前後で、夜8時の空で一番明るい星の地位を保っています(※)。

(※)天文クラブ9月号機関紙(No.202)P22-23より。

その他の情報は「10月のほしぞら情報(国立天文台)」「今月の星空(アストロアーツ)」で

3 観望会・講演会など

(1)池ヶ平天文観測会
10月6日(土)・13日(土)
日時など詳しくは池ヶ平天文観測会で河合さんにご確認下さい。

4 新着記事、その他

9月以降の新着記事は次の3件です。

会員投稿  1件

天文ニュース 2件

はれーブログもご一読下さい。

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。

月間予定はカレンダーで。

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編集後記(又は雑感)

今年は、台風の当たり年のようです。この原稿も台風の風の音を気にしながら書いています。温暖化ガスによる気候変動が徐々に現実化してきたのだと思っています。

今後も台風の発生回数は増加傾向になるとされていますし、台風自体も大型化するようです。台風のため、8月23日の火星観望会も中止になり、上高地の宿泊観望会も中止になった※と聞いています。今後も、夏~秋の観望会は台風に影響される可能性が高くなりそうです。

そんな中、天候に影響されずに、星空を擬似体験できるのがプラネタリウムですが、最近のテクノロジーの進歩により、個人でプラネタリウムを所有することが可能になってきました。

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9月17日の市民観望会に参加しました。

8月23日の火星観望会で、80cm望遠鏡で火星が見れるのを楽しみにしていたのですが、残念ながら台風のため中止となってしまいました。そこで、急遽9月17日の市民観望会「火星と月を見る会」に申し込みました。

当選はしたものの、当日は曇り。参加者は120人ぐらいでしょうか。最初にプラネタリウムで火星についての解説があるのですが、その時にも、残念ながら外は曇りで星が見えないとのお知らせがありました。

7時過ぎから屋上の「星のひろば」に出て空を見上げたのですが、やはり雲が厚く星も月も見えませんでした。望遠鏡も地上の風景を見るように設置されています。

休憩室で撮影された火星の画像を見たりして過ごし、帰ろうかと思っていると、上空の空に少し雲の切れ間が見え、真上の空にはわずかに星も出てきたので、帰らずに少し待ってみました。しかし、肝心の南の空は厚い雲があり、月の光すら漏れてきません。

8時頃になると、時折、雲間から月の光が見えるようになり、西の空には雲の途切れているところがありそうに見えます。まだ30人以上の方が残っています。そこで、さらにもう少し粘ってみることにしました。

ALCの方たちも、8時頃から月と、真上に見える星を一生懸命導入して下さり、アルビレオと時折月が見えるようになりました。さらに、月が完全に見える状態になった時には拍手が起きました。

そして、終了15分前ぐらいには、土星が見え始め、これも急いで導入、そして終了間際の10分前ぐらいから火星が見え始め、星の広場では、月、アルビレオ、土星、火星と見ることができました。諦めず最後まで残って正解でした。

残念ながら、大口径の望遠鏡は、立ち上げに時間がかかるらしく、対応はできなかったようですが、ALCの方々のお陰で、楽しめる観望会になりました。

ishi