ふたご座流星群 集計結果

観望会、お疲れ様でした。

国立天文台からふたご座流星群観測の集計結果が公表されましたので、リンクを貼らせていただきます。結果のPDFファイルの名称がペルセのままなのはご愛敬ということで、、、きっと急いでアップされたのですね。皆様が閲覧されるころには修正されているかもです。結果を読み進めると他機関の集計というリンクがあります。国内集計の方をクリックすると観測者の中にどこかでみかけた名前があります。                  亀甲苑はとても良い環境にあったため、久しぶりに名前だけでなく、観測結果も採用していただくことができました。本当は1時間だけでなく、もっと観測したかったのですが、寄る年波には勝てず、、、でした。                    年明けにはしぶんぎ座流星群があります。年末年始はクリアな空が期待出来ますので、寒さに負けずに星を観るといいですよ。カノープスもこの時期がおすすめです。            では皆様、佳いお歳をお迎え下さい。

(行事報告)宿泊観望会(12/14-15)

12月14日(金)~12月15日(土)にかけて行われた宿泊観望会(ふたご座流星群)について報告します。

14日(金)の夕方、17時頃に藤が丘駅と日進駅に集合して2時間ほどで亀甲苑に到着しました。参加者は男女計13名でした。

ひきずりの前の炭火焼き鳥

亀甲苑では、忘年会として名古屋コーチンのひきずりとビールを楽しみました。

食事も終わり、9時過ぎから外に出て見ると、空は良く晴れ満天の星が見えます。そして、しばらく空を見続けると流星を見ることができました。暗い流れ星を含めると1分に1個ぐらいは流れていたのではないかと思います。KoMさんによれば、ふたご座流星群以外の流れ星も時々流れていたようですが、ishiには区別がつきませんでした。全天のいろいろな方角で、比較的低い仰角で流れていた印象があります。(見分け方12/26追記)

オリオン座を流れる流星(クリックで拡大)
Kawaiさん撮影、KoMさん解説

気温は稲武でマイナス4℃を記録しているので、かなり寒かったと思います。防寒着を着ていても手足が冷えてくるので、時々亀甲苑に戻って暖を取りまた外に出ることを繰り返していましたが、かなりの数の流れ星を見ることができました。

画像をクリックすると全天球画像を見ることができます。
カノープスも見えますよ。
天王星(クリックで拡大)by Kawai
ウィルタネン彗星(クリックで拡大)
by kawai

さて、亀甲苑は、はれー倶楽部会員のkawaiさんが天体観測(観望会)の拠点とされている場所で、ご厚意により、28cmのシュミットカセグレン望遠鏡と、30cmのニュートン望遠鏡で、天王星とウィルタネン彗星を観望させていただきました。また、カノープスは肉眼ではっきりと見ることができました。

望遠鏡はコンクリートの基礎にしっかりと固定され、開閉式の屋根もあり、小型の天文台となっています。

30cmニュートンでは、その他にも、オリオン座大星雲、バラ星雲、馬頭星雲などを導入して、カメラで撮影し、その場で画像処理をしたものをパソコンで見せていただきました。kawaiさんありがとうございました。

望遠鏡と記念撮影(クリックで拡大)

その後もしばらく流星を観測し、写真を撮ったりしてIshiが寝たのは午前2時頃でした。というわけで、翌日の朝ゆっくり起きたら、当日所用のあるKoMさんたち車で帰るところで、全員の集合写真を撮ることはできませんでした。残りの8名で、昨日お世話になった望遠鏡と記念撮影を行いました。

亀甲苑全景

朝食も名古屋コーチンの目玉焼きやソーセージにたっぷりの温野菜で満腹です。名古屋コーチンの卵を買ったりして結局10時前に亀甲苑を出発し、Ishiが乗った車はその後、道の駅どんぐりの里の温泉に立ち寄って帰りました。

天候にも恵まれ、ふたご座流星群以外にも多くの星が流れ、さらにウィルタネン彗星に天王星と盛りだくさんの観望会となりました。行事企画をされたKoMさん、天文台のkawaiさん、車を出していただいた皆様、観望会を盛り上げてくれた参加者の皆様に感謝です。

クリスマスレクチャーズ2018(名大星の会)

月日:平成30年12月24日(月・祝)
時間:午後1時30分〜午後5時
場所:名古屋大学 理学南館 坂田・平田ホール
講師: 福井 康雄, 中澤 知洋
※参加費無料、申込不要 連絡先など詳しくはこちら
〈講演時間〉  14:15~17:00 懇親会 17:00~

講演(12/16追記)
中澤 知洋 「X線で見る灼熱の宇宙」
福井 康雄 「灼熱宇宙から小惑星まで」
渡辺 誠一郎「はやぶさ2が見た小惑星リュウグウ」

講演:無料
懇親会:星の会会員3,000円、会員外3,500円

WEB会報12月号(2018.12.4公開 #38)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)宿泊観望会(ふたご座流星群)
日時:平成30年12月14日(金)~15日(土)(極度に悪天候が事前に予測される場合は翌日に順延します)
場所:亀甲苑(稲武)
メール等で案内を出していますとおり、12月5日(水)が回答締め切りです。集合場所などの詳細は参加者に別途連絡します。

(2)天王星観望会(名古屋市科学館)
日時:12月14日(金)6時30分~7時30分
天文クラブ会員向けの天王星観望会です。開始直後は混雑が予想されますので、時間内のご都合の良い時にお越し下さい。
なお、宿泊観望会と日が重なっています。宿泊観望会に参加した上で、天王星も見たい場合は、1月19日(土)の市民観望会に参加すると良いかもしれません。申込期間12/1~12/22

(3)星とワインと音楽と(報告)
11月17日(日)に行われた「星とワインと音楽と」の報告はこちら
はれー倶楽部会員の方以外にも、乗西寺にゆかりのある方々を含め、多数の方に参加いただき、大盛況でした。

2 天文情報

冬に向かって少しずつ寒くなってきました。星座も秋から冬に替わりつつあります。オリオン座が空高く見えてくると冬になった気がします。
ウィルタネン彗星は少しずつ明るくなり、12月中旬には3~4等級になると期待されています。
ふたご座流星群は、14日~15日の夜、月が沈む深夜以降に好条件になります。
その他の情報は「12月のほしぞら情報(国立天文台)」「今月の星空(アストロアーツ)」で

3 観望会・講演会など

(1)池ヶ平天文観測会
今月は8・15日(土)です。日時など詳しくは池ヶ平天文観測会で河合さんにご確認下さい。

(2)クリスマスレクチャーズ2018 (12/5追記)
月日:平成30年12月24日(月・祝)
時間:午後1時30分〜午後5時
場所:名古屋大学 理学南館 坂田・平田ホール
講師: 福井 康雄, 中澤 知洋
※参加費無料、申込不要 連絡先など詳しくはこちら
〈講演時間〉  14:15~17:00 懇親会 17:00~

4 新着記事、その他

11月以降の新着記事は次の3件です。

公式行事  1件 (行事報告)

会員投稿  2件

はれーブログもご一読下さい。

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。

月間予定はカレンダーで。

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編集後記(又は雑感)

今年のふたご座流星群は条件が良く、期待できそうですね。

今回は、少し個人的な四大天文現象の思い出を書きます。

続きを読む WEB会報12月号(2018.12.4公開 #38)

福井教室(報告 11/24 第130回)

11月24日の福井教室に参加してきたので、簡単に報告します。

名古屋大学「星の会」は4m電波望遠鏡の南半球移設に伴い1994年に設立された会で、天文学の最先端を学び楽しむことを趣旨としています。詳しくはこちら

福井教室は「星の会」会員外でも無料で自由に参加できます。福井教室では、福井先生や大学院生が研究室の研究や、その時々のトピックをテーマに約2時間の講演を行います。

時には、簡単な物理の数値計算(四則演算の範囲ですが、指数計算を伴う)も交えた内容になります。

今回は、まず大学の研究費の話から入りました。大学の理学部のでは、研究費が無いと何もできないので、良い研究テーマを提案して研究費を確保することが重要です。(研究費の使い道の話もありましたが省略します。)

一例として、電波望遠鏡なんてんⅡの模型が名古屋大学博物館に展示されているのですが、これももとを辿れば研究費から支出されているそうです。

ただ、研究予算が年々厳しくなっており、すぐに成果が出そうなものが優先され、成果が見通しにくい基礎研究に研究費がつきにくくなっているとのこと。現在のノーベル賞は過去の基礎研究の成果であることが多く、論文数などを見ても日本の基礎研究力の低下は明白になってきているとのこと。

さて、今回の天文テーマは、はやぶさⅡが向かう天体のリュウグウについてでした。イトカワやリュウグウなどの、小型の小惑星は地球や月と違い、球形とは大きく異なる形をしています。その理由は重力にあるとのこと。

では具体的に地球や月と比べてどのくらい引力が違うのか。それを万有引力の式と、地球や小惑星の密度と大きさから計算することがテーマでした。リュウグウの半径は800m、地球の半径は6000kmで、密度はおおよその値を使い、これを公式に当てはめて計算するという内容でした。(結果は忘れました。有効数字1桁で、10の指数を用いて概算します。)

質問の時間に、重力が強い中性子星は丸いといわれているが、写真が無いのになぜわかるのかという質問があり、福井先生からは、中性子星に接近して写真を撮ることは(重力から考えて)不可能なので、それを計算して示そうという話になりました。

そこで、唐突にお手伝いの大学院生に計算※が振られて、福井先生も様々な前提条件とヒントを出したのですが、予定の時間となってしまい、結論は次回に持ち越されることとなりました。

こんな感じで、アドリブや雑談を交えて天文学の雰囲気を味わうことができます。私以外にも、はれー倶楽部会員の方もお見かけしました。興味のある方は一度参加されてはいかがでしょうか。

※ 中性子星の質量は太陽質量程度で、半径が約10km程度の星です。密度は1cm3で10の15乗グラムになります。これにより10m離れた2点に働く潮汐力の大きさを、近似式を使って中心からの距離の関数として示すことになっています。

Ishi

 

 

 

(行事報告)星とワインと音楽と(11/17)

11月17日(土)乗西寺ひろば「みんぐるまんぐる」の11月行事であり、はれー倶楽部も協力して行われた「星とワインと音楽と」について報告します。

第1部はTrio des fraisesの音楽

第1部は、バイオリン、チェロ、ピアノのトリオ、Trio des fraises(トリオ デ フレーズ) によるクラッシク音楽です。

プログラム クリックで拡大

曲目はプログラムのとおりです。前半はクラッシクが中心でしたが、CMや映画などでなじみのある曲で、楽しませていただきました。(曲名+「CM」,「映画」などのキーワードでgoogle検索すると、CM名や映画名がわかります。)

後半の冒頭では、Trio des fraisesのメンバーが、この行事を4年前に企画した広瀬さん(故人)の思い出を語り、広瀬さんが好きだった「枯葉」を演奏しました。演奏に合わせ、KoMさんが準備した枯葉や星が舞う映像を流していただきました。広瀬さんも空の上から見ていてくれたことと思います。

枯葉の演奏と星の映像

最後の曲、「ふるさとの四季」は、日本の唱歌・童謡を編曲して季節順に並べたものです。花~春の小川~おぼろ月夜~こいのぼり~茶摘み~浜辺の歌~われは海の子~村祭~もみじ~たき火~雪~故郷(ふるさと)と続く懐かしい曲の数々を楽しく聞くことができました(曲名は多少違うかもしれません)。Ishi個人の思い出ですが、幼い頃、私の父(故人)が歌って聞かせてくれた懐かしい曲が多くあります。

最後に、リストにはないアンコール曲のアメイジング・グレイスが演奏され、満場の拍手の中、第一部の音楽パートは終了しました。

第2部「星のある風景を求めて」

第二部は会場を移動して、服部完治先生による「星のある風景を求めて」です。

星のある風景を求めて

今年3月に科学館を定年退職された服部先生(元はれー倶楽部顧問)は、日本星景写真協会の会員で、星と風景を一枚の写真に収める星景写真を長年撮り続けてみえます。

美しい写真とその時の体験などを交えて、そのノウハウや体験談、そしてお勧めのスポットなどを、わかりやすくご説明いただきました。

まず、星と風景を同時に収めるには、空が暗い中で、風景には撮影できる明るさが必要となるので、場所や月の条件が限られるそうです。

新雪と木のある星景写真

月は満月だと空が明るくなりすぎ、新月だと地上の風景が写らないので、月は半月より少し欠けているぐらいがちょうどいい。場所は街から離れて人工の光の少ない場所、具体的には山奥か海岸が良いとのこと。また、雪が積もると山や地面が雪明りで明るくなり良い写真が撮れるそうです。

懐かしいヘール・ボップ彗星

星を見るのに良い場所は、都会から遠く、空の開けた場所、標高は高い方がいいそうです。宿があると便利で、時期は月が無い時。ただし、インターネット等で具体的な場所を公開すると、人が殺到して場所そのものが駄目になってしまうそうです。

このページも、会員以外で閲覧している人は多くないと思いますが、一応、公開されているので、一般に知られている地名以外の詳細な地点名を記載するのは避けておきます。

・志摩半島(街明かりから遠い場所)、紀伊半島(串本、潮岬)
・木曽(開田高原ほか)、伊那(しらびそ高原、ヘブンスそのはら)
・中信(美ヶ原、野辺山高原、白馬村)
・北アルプス(乗鞍、立山)

さて、山奥に行かなくても、楽しめる星景写真があるそうです。それは、夕方や早朝に明るい天体を撮ることです。月や金星を薄明時に撮るならば、山奥と条件は変わりません。日没直後の空の色の変化と景色、月や金星などを一緒に撮れば、都会でも立派な星景写真が撮れます。

街中から撮れる星景写真

まだまだお話も写真も尽きないようでしたが、時刻も8時を回り拍手の中、講演会は終了しました。

おまけ

当日は天気が良かったので、Ishiが小型の望遠鏡を持参して、参加された方々に、ちょうど半月で見頃の月を見ていただきました。

望遠鏡(50倍)で月を見る。

小学生ぐらいのお子さんにも興味を持って見ていただくことができ、天文に興味を持つきっかけとなればと思いました。

Ishi