ウィルタネン彗星

カナメちゃんからの投稿です。


写真データ
天体名:0046P/Wirtanen
撮影日時:2018年11月19日 22h09m51s~22h49m57s
撮影場所:愛知県南知多町内海
撮影方法:カメラ Canon EOS6D レンズ:Canon EF 100-400 f/4.5-5.6L IS ⅡUSM
             焦点距離:200mm 絞り:f/11 赤道儀にカメラとガイド望遠鏡を乗せて
             PHD2ガイディングでガイド
露出3分で10枚撮影
画像処理:1-ステライメージ8のメトカーフコンポジット処理
              2-画像強調
             3-ファイル変換

WEB会報1月号(2019.1.8公開 #39)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)天文クラブ例会(名古屋市科学館)
日時: 1月 / 24(木) 25(金)
マルチメッセンジャー天文学天文クラブ機関紙より)
 古来、遠い宇宙のことを調べるには天体からの光を捉えるしか方法がありませ んでした。しかし近年、宇宙線やニュートリノに加えて重力波が観測できるように なり、複数の手段で宇宙を探る時代がやってきつつあります。

(2)冬例会&新年会
日時:平成31年3月10日(日)11時頃から
新年会会場:しゃぶしゃぶ太閤本店 伏見店
 詳細及び出欠の案内は後日ご連絡します。今回は特別講演会として JAXAから久保田先生にご講演いただきます。

(3)宿泊観望会(ふたご座流星群)(報告)
 12月14日(金)~15日(土)にかけて行われた宿泊観望会は、13名が参加し、 ふたご座流星群の他、天王星やウィルタネン水星と盛りだくさんの内容でした。詳しい報告はこちら

2 天文情報

オリオン座や冬の大三角が宵の空に輝き、空が澄んでいるため、名古屋の街中でも星空を楽しむことができる季節になりました。
金星や木星は明け方の空で輝いています。
 過去の出来事になってしまいましたが、6日の部分日食は名古屋でも薄雲を通して見ることができました。
  その他の情報は「1月のほしぞら情報(国立天文台)」「今月の星空(アストロアーツ)」で

KoM撮影 最大食の頃、雲に覆われましたが、なんとか撮影に成功
食が終わるころには雲もなくなりました。それにしても黒点なしはさみしいですね。
akoサンから画像提供いただきました。スマホに日食グラスをつけて撮影したものをKoMがトリミングしました。ここは最大食の時も晴れていたそうです。家族の方と楽しく観望されておられたとのこと。最大食の時に写真を撮影すれば良かったとのことですが、みんなでワイワイ観望しているとついつい忘れてしまいますね!

3 観望会・講演会など

(1)池ヶ平天文観測会
 今月は1月5・12日(土)です。(河合さんの資料では13日となっていますが、誤記と思われます)日時など詳しくは池ヶ平天文観測会で河合さんにご確認下さい。

(2)福井教室(第131回)
日時:平成31年1月12日(土) 午後2時〜午後4時
場所:名古屋大学 理学部B館5F B5講義室
※参加費無料、申込不要 詳しくはこちら

4 新着記事、その他

12月以降の新着記事は次の4件です。

公式行事  1件 (行事報告)

会員投稿  4件

はれーブログもご一読下さい。(11/29,30新着記事)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。
月間予定はカレンダーで。(2019年は近日中に入力)
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編集後記(又は雑感)

 今回は、はれー倶楽部ホームページの左下に表示されるアクセス数の2つの異常について書きます。天文の話題ではないので、興味の無い方は無視して下さい。 

 1つめの異常は、トップページのアクセス数が多すぎることです。
 スマホを含め、何らかの手段でホームページを見ることができる会員の数は、アンケートによれば30名弱です。毎回のWeb会報のアクセス数もそれを裏付けています。しかし、トップページのアクセス数は、今見たところ、30日以内に682回のアクセスがあったことを示しています。会員1人平均20回以上アクセスしている計算になります。 

 このホームページのアドレスは、天文クラブ会員には公開していますので、はれークラブの会員以外が閲覧している可能性もあります。しかし、それなら他の記事のアクセス数がもっと増えても良さそうです。 

 もう一つの可能性としては、ロボット型検索エンジンによるアクセスが考えられます。ホームページは、検索エンジンに表示されてない設定としてあり、トップページでブロックされるので、記事の内容が検索対象になることはありません。しかし、トップページに限っては、自動巡回型のソフトがアクセスしている可能性が高いと考えています。

 2つ目の異常は、アクセス数の多い記事から順になるはずなのに、順番の途中で、値が逆に増えているように見える記事があることです。
 アクセス数は、Count Per Day というプラグインを使っていて、アクセス数の多い順に表示されます。これには小さなバグがあって、記事のタイトルが長いと、アクセス数の数字が次の記事のアクセス数と同じ場所に表示されます。つまり、1桁の数字であっても次の記事と合わせて、2桁の大きな数字に見えてしまうことがあります。

 なお、管理者や編集者がログイン状態で閲覧した場合は、アクセス数にカウントされません。また、一定の時間内に同じページを複数回見た場合のアクセス数は1回とカウントされます。

 ホームページのアクセス数を見る時には、以上の点に注意して見ていただければ幸いです。



(報告)クリスマスレクチャーズ2018(12/24)

12月24日(土)に名古屋大学で行われたクリスマスレクチャーズ2018について報告します。第1部~第3部まで、時間は13:30~17:00と盛りだくさんの内容でした。参加者は120名程度ではないかと思います。

第一部は、「X線で見る灼熱の宇宙」と題した、中澤知洋准教授(U研高エネルギー天文学グループ)の講演です。 科学者に必要なものは、未知のものに対する好奇心で、天文学者も好奇心をもって宇宙のことを知る努力を続けているそうです。 可視光とは異なるX線天文学の最前線を紹介していただきました。
 X線は可視光線に比べはるかに波長が短く、恒星よりも高温の天体から放射されます( ウィーンの変移則による)。そのため、X線で見る宇宙は可視光線で見る宇宙と全く異なり、白色矮星、中性子星、ブラックホール(周囲のガス)などの天体が観測されます。これらの天体は恒星と比べ非常に小さいのですが、X線のエネルギーは高いため、通常の恒星よりも明るくX線で輝くことになります。
 残念ながら事故で短期間で運用を終えたX線天文衛星ひとみは、ペルセウス座銀河団のX線スペクトルを高精度に観測し、その組成が太陽系と同じであることを明らかにしました。後継機(XRISM)は2021年に打ち上げ予定だそうです。

第二部は、「ALMAの奏でる膜宇宙」と題し、福井康雄特任教授による電波天文学の最前線の紹介です。
 講演に先立って、研究予算が年々厳しくなっているというお話がありました。国立大学の独法化により、運営交付金が1400億円減少し、教員数も4,000人以上減って、現在は64,000人、特に若手教員のポスト減少が深刻とのこと。
 講演はALMAの成果を中心に、1大小マゼラン雲における分子雲衝突による星形成、2銀河系中心における磁気浮上ループの発見、3ガンマ線超新星における分子ガス観測、4分子雲衝突による巨大星の形成といった内容でした。
 ALMAの観測により、分子雲の速度が高い分解能で求められ、そのデータをもとに様々な成果を得ることができました。 
 ちなみに、X線は高温の物体から発せられますが、ALMAが観測するミリ・サブミリ波は、絶対零度に近い低温の分子雲から発生しています。
 最後に、NHKラジオで12月2日に放送された、文化講演会「宇宙への夢 果てしなく」は次のURLで、1月28日まで聞くことができるとの紹介がありました。
 http://www4.nhk.or.jp/bunkakouenkai/22/

第三部は、「はやぶさ2が見た小惑星リュウグウ」と題し、渡邊誠一郎教授によるはやぶさ2プロジェクトリュウグウの姿の紹介です。
 最初は、クリスマスと冬至の話から入り、次に惑星観測からニュートン力学が生まれた科学史の話へ。
 次に小惑星に話が移り、はやぶさが到達したイトカワはS型(着色コンドライト)の小惑星、はやぶさ2が向かうのはC型(炭素質コンドライト)の小惑星。S型は明るく太陽に近く、C型は暗く太陽から遠いのが一般的です。同位体比も異なります。 46億年前に誕生した微惑星で80万個ほどあります。
 小惑星の大きさは、平均100km程度、最大のケレスは1000km、イトカワは極小で500m。
 C型の小惑星は、太陽から遠い位置にいたが、惑星(恐らくは木星)の重力の影響を受け、S型とC型は一部の軌道が混在することとなったそうです。
 はやぶさ2には様々なカメラが搭載されており、観測や着陸地点の選定などに用いられます。内訳は、可視では分光カメラと通常のカメラ、距離計、近赤外分光カメラ、熱画像カメラです。
 リュウグウの表面は想像以上に岩が多く、着陸地点の選定に時間を要していますが、2019年1月末にはタッチダウンを行う予定です。マーカーから半径10m以内が目標。
 地球への帰還は2020年12月の予定とのことです。