(行事報告)春の例会(6/16)

6月16日(日)の春例会についてご報告します。

35名の方にご参加いただき、ありがとうございました。

持田先生と一緒にミニ講座の記念写真

ミニ講座の後で、講師の持田先生を囲んで写真を撮りました。

1 プラネタリウム

プラネタリムは「星座のなりたち」ー国際天文学連合100周年ーと題して、春の星座解説に続き、星座の歴史と現在の星座について解説していただきました。

北斗七星のひしゃくの柄のところを伸ばしていくと、うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカと続く春の大曲線となります。またアルクトゥルスとスピカ、しし座のデネボラを結ぶと春の大三角になります。

星座にも歴史があり、メソポタミアの羊飼いたちに由来すると言われているそうです。これが古代ギリシャに伝わり、神話と結びつき、プトレマイオスが現在につながる48星座を決めたそうです。その後も、王様や偉い人を称えるために、名前がついた星座が作られたり、いろいろと変遷があったそうです。

1919年、世界中の天文学者が集まって「国際天文学連合(IAU)」が発足し、その最初の総会で、南半球を含めて現在の88星座が決められたそうです。

宇宙の中での星の位置は、単なる緯度と経度でも表すことができますが、星座の名前と組み合わせた方が親しみやすく、具体的な場所もイメージしやすくなりますよね。

2 ミニ講座

プラネタリウムに続き、持田先生によるミニ講座です。内容は今年の春の最大の話題「ブラックホールの撮影に成功」です。

撮影に成功したのは、M87星雲の中心にある巨大ブラックホールです。M87星雲はおとめ座銀河団の中にある銀河で、地球からの距離は5500万光年です。中心から5000光年にわたって噴き出しているジェットは高速の98%に達し、巨大なブラックホールの存在が示唆されていました。今回の撮影結果から、その質量は、太陽質量の65億倍と推定されるとのことです。

持田先生によるミニ講座

巨大ブラックホールと言っても、地球から見た大きさは約40μ秒角で、見かけの大きさは月に置いたテニスボールぐらい。これを見るためには、チリのアルマ望遠鏡を中心として8台の電波望遠鏡を組み合わせ、巨大な一つの望遠鏡として観測する技術が必要です。視力に換算すると300万、時刻合わせに使用する原子時計は1億年で1秒以内の誤差という超高精度なものだそうです。

ブラックホールの半径は、質量がわかっていれば、脱出速度が光速になる半径で計算できます。ちなみに地球の質量だとその半径はたった1.8cmだそうです。

ブラックホールは物理的にはきわめて単純で、質量、回転(スピン)、電荷だけで表現される天体です。最初に発見されたブラックホールははくちょう座X-1で、太陽質量の30倍の星が5.6日で振り回されていることと、1秒より短い周期で変動するX線が観測され、中心の天体がきわめて小さいことなどからブラックホールと推定されました。

恒星質量ブラックホールのでき方

このようなブラックホールは恒星質量ブラックホールと呼ばれ、太陽の30倍以上の質量の恒星が、超新星爆発を起こした際に中心に太陽質量の5~10倍のブラックホールが形成されるとされています。

これに対し、銀河中心ブラックホールは、太陽質量の数百万倍~数十憶倍と全く違う大きさです。その形成の過程も不明ですが、最近太陽質量の100倍~10万倍の中間質量ブラックホールが発見されており、もしかすると形成の過程を解明できる可能性があるかもしれません。このあたりの話については、天文クラブ機関紙No.206をお読みください。

3 懇親会

ミニ講座の後は、太閤本店伏見店にて懇親会を楽しみました。乾杯のあとは、それぞれのテーブルごとに、いろいろな話題で盛り上がっていたようです。

懇親会の様子

昼間とは違い、夜のメニューはコースとなっていたので、料理の写真はありませんが、刺身、天ぷら、食事と揃っており、はれー倶楽部の年代の人にとっては、ちょうど良い量ではないかと思いました。話は尽きないようでしたが、食事も終わったので、懇親会は7時半ごろにお開きとなりました。

次回の秋例会も多数の参加をお待ちしております。

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