冬例会(2/16)行事報告

2月16日(日)の冬例会の報告です。

冬例会の記念写真

1 新年会 (12:00~)しゃぶしゃぶ太閤本店 伏見店

新年会は、28名が参加しました。

広瀬さんに献杯

はれー倶楽部設立の中心メンバーであった広瀬智彦さん(故人)に献杯して開始です。お値打ちなランチメニューとテーブルによってはビールも入って、1時間ほど歓談しました。お開きとなった後は、特別講演会会場の科学館へ。

2 特別講演会 (13:30~)科学館学習室にて

流星研究家の佐藤幹哉先生による「流れ星の話」と題した講演会が行われました。(プラネと講演会の参加者は33名でした。)

講演会の様子

まずは、流れ星と願いごとについてのお話です。ふつうの流れ星が見える時間は1秒以内、たまに1秒を超えることもありますが、願い事を3回唱える時間はありません。でも、ごく稀に10秒を超えるものもあるとのことで、貴重な動画を見せていただきました。これなら3回唱える時間はあります。
流れ星の流れる高さは、地上およそ100kmとのことです。(SonotaCo Networkというコミュニティが詳細な観測を行っているそうです。)中には低空や地上に達するものもあります。(例:小牧隕石

さて、流星群ですが、1833年11月13日(アメリカ)で流星雨(流星嵐)がみられました。その時、流星は空の1点(放射点)から広がり、星座の位置(しし座流星群)に固定されているため、宇宙から何かが来ていることがわかりました。1800年代のその後の研究で、流星群は彗星のかけらであることが少しずつ明らかになってきました。

流星群には毎年同じように見られるものがあり、放射点の位置の星座の名前がつけられています。現在112の流星群が知られているそうです。毎年同じように見られる流星群(定常群)は、統計的にその出現を予測することができます。

しかし、突発的に見られたり(突発群)、時々増減する流星群(周期群)の出現はダストトレイルモデルを使わないと予想は困難です。これは、彗星の残骸(ダストトレイル)の軌道計算を惑星の引力等を含めて正確に行うもので、近年の計算機技術の発展により実現したものです。現在ではパソコンでも計算を行うことができるそうです。
ダストトレイルに対し、地球がどのように接近・通過するかを計算することで、流星群の出現を予想することができます。

2001年のしし座流星群では、ダストトレイルを使ったアッシャー博士の研究により、大出現の予想が見事に的中しました。

ダストトレイルモデルにより、1956年のほうおう座流星群について母天体がブランペイン彗星であることが突き止められ、2014年に再出現が観測されました。

1972年にはジャコビニ流星群の大出現予想が新聞等を賑わしましたが、全くの空振りに終わってしまいました。ダストトレイル計算によると、ジャコビニ流星群が出現しなかった理由も明確で、地球は彗星軌道のすぐ近くを通過したのですが、ダストトレイルは地球から大きく離れた位置にあったことがわかっています。

このように様々な流星群の出現予想を可能にしたダストトレイルモデルを使って、将来の流星雨の予想をすると、将来流星雨の出現が期待できるものは、2022年のヘルクレス座τ流星群、2037年のしし座流星群とのことです。流星雨が見れるといいですね。

質疑では、地球上で放射点の反対側にいる人には、流星群はどう見えるかという鋭い質問があり、放射点の反対側の一点に集まるように見えるとの答えでした。言われてみれば成程と思えます。

3 プラネタリウム(15:20~)

最後はプラネタリウムで、テーマは「オーロラの科学」です。

夕方の西の空には、明るい金星が輝いています。暗くなってくると、にぎやかな冬の星たちが姿を現します。オリオン座のベテルギウスは最近、少し暗くなって話題になりました。そのベテルギウスと、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスが冬の大三角になります。また、ベテルギウスを中心として、周りを囲む6つの一等星が作る六角形は、冬のダイヤモンドと呼ばれることがあります。

さて、オーロラの見えるイエローナイフに移動すると、星の位置も変わります。オーロラは、太陽からのプラズマ(太陽風)が地球の磁場に捉えられ、極地の大気と衝突して光る現象です。詳しく見ると、太陽からのプラズマは、地球の反対側に回り込みプラズマシートを形成し、これが地球に引き寄せられた時に大気と衝突してオーロラとなります。

オーロラは写真では緑色に写ることが多いですが、肉眼で見ると特に明るいものを除いてほぼ白色に見えます。科学館で投影されたオーロラも肉眼で見た時の雰囲気を再現したものです。(私は実際にイエローナイフでオーロラを見ましたが、動きが激しく明るいものは少し色がついて見えます。また、白っぽく見えるオーロラも肉眼でみるともう少しシャープな輪郭といくつもの縦の筋が見え、絶えず変化しています。機会があれば、ぜひ実物を見て下さい。なお、はれー倶楽部のホームページ使われているオーロラはその時に撮影したものです。)

夜が明けてプラネタリウムが終了した後、有志で記念写真を撮り解散となりました。

Ishi

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