2021年11月21日(日)14:30~
前回に続きミニ講座付で行った、はれー倶楽部秋例会の報告です。
参加者は28名でした。
1 プラネタリウム
一般投影は、「国際宇宙ステーション」でした。
秋の大四辺形などの星空の説明の後は、11/19の月食についての説明です。
ニュースでは、ほぼ皆既月食というのは珍しいと言われています。しかし、皆既月食では、途中の段階でほぼ皆既(今回と同じ)の状態も見ることができます。
月食では、影に入った部分が赤く見えます。地球の大気で屈折した光が月を照らすのですが、夕焼けと同じ理由で大気の層を通過すると赤い光が多く残るためです。
次回の皆既月食は2022年11月8日です。今回同様、天気が良いことを期待したいです。
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上約400kmの高度を秒速約7.7km(時速約27,700km)で飛行しています。ドッキングの時、輸送船とISSの速度はゆっくりに見えますが、実際はどちらも非常に高速で動いています。
ISS内部を疑似体験するために、プラネタリウムのドーム全体に映し出された映像は圧巻でした。全画面表示なので、映像が大きく動くと少し体が揺れる気分になります。実験室の様子、浮いているコンピュータ、トイレなど狭いスペースにぎっしりと詰まっています。
地球を眺めることができるキューポラと呼ばれる窓の多い部屋は、宇宙飛行士にも人気の場所だそうです。
ISSを見ることができるのは、日没後または日の出前の時間帯です。地表が夜であっても、高度400kmにあるISSは地球の影に入ないことがあり、この時にISSは太陽に照らされて明るく光って天空を移動していきます。
内部の様子
国際宇宙ステーションを訪れよう(Google Earth)
ISSを見る
ISS通過予報(名古屋市科学館)
詳しく知りたい方はこちら
国際宇宙ステーション(ISS)(JAXA)
国際宇宙ステーション(Wikipedia)
2 ミニ講座
ミニ講座は、前回に引き続き5階の展示室内でのミニ講座です。毛利先生から、来年で60周年となる名古屋市科学館のプラネタリウムについて解説していただきました。

名古屋市科学館のプラネタリウムは、1960年12月16日に着工され、1962年10月31日に完成しました。(科学館について>あらましより)
そのころの写真を見ると、懐かしい昭和の雰囲気があります。
そして、約半世紀後の2011年11月に新しいプラネタリウムに生まれ変わりました。会報の217号には、山田先生(故人)が考えられた21世紀のプラネタリウムのイラストが載っています。理想のプラネタリムとして、直径100mで座席は中央付近、スクリーンではなくLED光源で十分な輝度を確保することなど、様々なアイデアが盛り込まれていました。
予算の都合でそこまで大きなものは作れませんでしたし、LEDも技術的に未成熟であったため採用されませんでしたが、世界最大のプラネタリウムとしてギネス世界記録に認定されました。なお、最近オープンした「満天NAGOYA」は日本初のLEDドームシステムを用いたプラネタリウムだそうです。
単に大きいだけでなく、音響、投影機、スクリーン、空調、昇降機などの細部にわたって様々な工夫が盛り込まれ、高品質の映像や音響を実現しています。
それらの詳細については、天文クラブ機関紙No.212(June 2020)から、PlanetariumStoryとして連載されています。
また、No.216(June 2021)には2021年のプラネタリウムリニューアルの解説記事があります。
ミニ講座の会場である5階フロアの天井は、プラネタリウムの直下であり、黒く塗られた空調配管や投影機収納用スペースなどを確認することができます。
ミニ講演会の後は、建物の中で記念撮影を行いました。今回は感染者も減少しているため、撮影時にはマスクを外すことにしました。

前回に続き、はれー俱楽部の日常が戻ってきたと思いました。
ミニ講座をしていただいた毛利先生、一連の準備・調整をしていただいたKoMさんに感謝です。
Ishi