2023年3月26日(日)14:30~
はれー倶楽部令和4年度第3回例会の報告です。
参加者は20名でした。(①~⑧は文末の関連リンクの番号)
1.プラネタリウム「ふたごの星」
夕方の西の空には金星が明るく輝いています。金星の見かけの高度は少しずつ高くなり、6月4日に東方最大離隔となります(詳しくは天文クラブ会報No.223裏表紙)。また明るさもマイナス4.4等級となり、1等星の約100倍の明るさになるそうです。金星の他には、天頂付近に赤い火星を見ることができます。
宮沢賢治の初期の童話に「ふたごの星」という作品があるそうです①。プラネでは童話が絵本の朗読風にアニメーションで紹介されましたが、童話の中で流れる「星めぐりの歌」②③が印象的でした。
この童話の主人公、チュンセ童子・ポウセ童子は天の川の西にある星がモデルとなっているそうです④。
空にある明るい1等星⑤や2等星には、多くのふたごの星(連星)が含まれています。1等星の連星には2重連星だけでなく、3重、4重のものもあり、カストル(2等星)⑥は6重連星として知られています。
連星には望遠鏡で2つの星が確認できる実視連星と、スペクトル線の周期的変化により観測される分光連星があります。⑦
太陽は単独の恒星ですが、宇宙では、連星はありふれた存在で、電波望遠鏡ALMA⑧によって観測された、原始星の降着円盤では2重星や3重星の原始星が確認されているそうです。
2.ミニ講座(HAYABUSA2 サンプルリターンカプセル地上観測隊に参加して)
今回のミニ講座は、日本流星研究会(はれー倶楽部)の小林さんが担当されました。
「HAYABUSA2 サンプルリターンカプセル地上観測隊に参加して」と題して、JAXAが公募した地上観測隊に応募し採択された経緯や、コロナによる渡航制限のため代理観測となってしまったこと、観測結果についてお話を聞かせていただきました。
観測の内容は、サンプルリターンカプセルが自然放射する超低周波電波の観測を行うもので、実際は機材を送付しカプセル回収チームが代理観測を実施したそうです。
観測結果の概要については、天文クラブ会報 February 2023(R5) No.223のP18-21に寄稿されている内容です。観測結果の解析に使用しましたデータは原則非公開のため、当日のスライド等につきましては、割愛いたします。
また、いろいろな裏話も聞くことが出来ました。

2020年は観測の準備等でお忙しい中、はれー倶楽部の行事も中心になって担当されており、頭が下がる思いがします。本当にお疲れ様でした。
最後に参加者全員で、記念撮影しました。

Ishi、KoM加筆
<関連リンク>
①宮沢賢治 ふたごの星(青空文庫)
②星めぐりの歌 (Wikipedia)
③星めぐりの歌(田中裕子)youtube
⑤一等星の一覧 (Wikipedia)
⑥カストル (Wikipedia)
⑦二重星 (Wikipedia)
⑧ALMA (Wikipedia)

