2023年7月23日(日)14:30~
はれー倶楽部令和5年度第1回例会の報告です。
参加者は27名でした。(①~⑫は文末の関連リンクの番号)
プラネタリウムの前に、昼間の星を見る会で、三日月のような金星を見ることができました。
1.プラネタリウム「流れ星がみたい」
西の空には、うしかい座のアークトゥルスが光っています。もう一つの明るい星が、こと座のベガで、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの3つで夏の大三角①になります。南の空には、さそり座のアンタレスがあります。
へびつかい座②は神話では医者の星座で、患者をへびで驚かせて治療したそうです。
流星群は、彗星の残したちり(ダストトレイル)の中を地球が通過する時に起こる天文現象です。8月13日頃の流星群は、ペルセウス座にその中心(放射点)があるように見えることから、ペルセウス座流星群③と呼ばれています。ペルセウス座は秋の星座④なので、夜半過ぎに空高く昇ってきます。そのため、真夜中から明け方にかけて観測しやすくなります。8月13に極大になりますが、今年は月明りの影響も少なく(月齢26.2)条件は良いそうです。晴れるといいですね。
<関連リンク>
①夏の大三角(県立ぐんま天文台)https://www.astron.pref.gunma.jp/gallery/summer_triangle.html
②へび使い座
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13113_mook-oph
③ペルセウス座流星群
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2023/08-topics03.html
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/perseid.html
④四季の星座(秋:ペルセウス座)https://motironron.sakura.ne.jp/四季の星座.html
2.ミニ講座「月に関わる宇宙開発」
今回のミニ講座は、科学館の持田先生による「月に関わる宇宙開発」と題して、アルテミス計画をはじめとする今後の月の探査計画についてお話いただきました。
1969年のアポロ11号の月面初着陸から1972年のアポロ17号を最後に、月の有人探査は久しく行われてきませんでしたが、近年、再び月の有人探査に向けた宇宙開発が再開され注目を集めています。
ミニ講座の様子
その中心となるのが、NASAのアルテミス計画⑤です。アルテミスⅠ⑥では、無人の宇宙船が月の周回軌道を回って帰還しました。アルテミスⅡでは有人で周回軌道を回り、アルテミスⅢでは有人の月着陸が予定されています。
また、将来は国際宇宙ステーションのような、月軌道を周回するゲートウェイ⑦(月軌道プラットフォームゲートウェイ)の建設も計画されています。
今回の宇宙開発では、国際協力や民間企業の活用も注目されており、ゲートウェイ建設の物資の輸送にはスペースX社や、ブルーオリジン社等のロケットが利用される見込みです。
日本もアルテミス計画に参加を予定しており、2021年に13年ぶりとなる宇宙飛行士の募集⑧があり、4127人から2人が選ばれました。トヨタ自動車は、有人の月面探査車、ルナ・クルーザー⑨を開発する計画です。(日本科学未来館で関連展示 ~9/3)
月の開発が注目されるようになったのは、チャンドラヤーン1号により、月の北極と南極のクレーターの永久影に水(氷)があることが明らかになった⑩ためです。
水の存在と、これを電気分解することで、酸素やロケットの燃料の水素を作ることができます。そのため、月面基地⑪はクレーターの光が当たる部分(縁)に作ることが想定されています。
他にも月面探査では、日本のベンチャー企業であるi-Space社による無人の月面着陸を目指すHakuto計画⑫があります。燃料をできるだけ使わず数か月かけて月をめざし、しばらく前に着陸の最終段階まで到達したことがニュースになりましたが、惜しくも失敗に終わりました。
質疑では、月面基地は隕石の対策をどうするのかという質問があり、基地本体は地下に作ることが考えられているとの回答でした。かぐやが発見した地下の洞窟などが活用される見込みだそうです。
最後に持田先生を囲み参加者全員で、記念撮影をしました。
ミニ講座の後、持田先生と記念撮影
<関連リンク>
⑤アルテミス計画
https://www.nasa.gov/specials/artemis/
https://ja.wikipedia.org/wiki/アルテミス計画
⑥アルテミスⅠの軌道
https://www.nasa.gov/image-feature/artemis-i-map
⑦月軌道プラットフォームゲートウェイhttps://ja.wikipedia.org/wiki/月軌道プラットフォームゲートウェイ
⑧JAXA宇宙飛行士候補者(2021~2022年度 募集・選抜)の決定について
https://www.jaxa.jp/press/2023/02/20230228-1_j.html
⑨トヨタ ルナ・クルーザーhttps://global.toyota/jp/mobility/technology/lunarcruiser/
⑩月の水
https://ja.wikipedia.org/wiki/月の水
⑪月面基地
https://ja.wikipedia.org/wiki/月面基地
⑫ispace HAKUTO-R Mission 1
https://ispace-inc.com/jpn/m1