相生山蛍の会(令和7年)

日時:令和7年5月31日(土)20時~
日時を変更したため、あさだ考房①の浅田先生を含めてはれー関係者は5名の参加となりました。
天候は曇りでしたが、8時頃からしばらくの間、奇跡的に晴れ間が広がり、浅田さんが持参された天体望遠鏡による月の観望と、Seestar s50②による、星雲観望(デジタル画像)を楽しむことができました。

はれーの関係者は少なかったのですが、徳林寺の風の子幼稚園の園児が、夜に蛍を見るために集まっていました。その園児たちが、天体望遠鏡で月を見て喜んでいました。

観望会の様子

月は雲に隠れたり出たりを繰り返していましたが、雲が薄いため、暈がかかったように見えることもありました。

薄い雲に隠れた月

Seestar s50②は、星雲等の天体のデジタル撮影に特化したスマート望遠鏡です。水平にセッティングすれば、自動的に天体の位置を確認して、座標を合わせ、スマホやタブレットで指示して天体の撮影ができます。一体化されている光学フィルターや画像処理ソフトにより、名古屋市内でも、星雲や星団の写真がきれいに撮れます。

浅田さんが撮影したオリオン座大星雲(タブレットに表示されたものを撮影)

これまでは、赤道儀、望遠鏡、撮像素子、フィルター、画像処理ソフトとそれなりに費用と労力をかけないとできなかった星雲等の撮影が、三脚の上に小型軽量のSeestarをセッティングするだけで全てできてしまいます。

浅田さんによるSeestar の実演を見せてもらいました。タブレットからの操作だけで、目的とするメシエ天体(NGC天体も可能)を導入し、スタッキング処理の進行状況をリアルタイムで見ることができます。星雲が少しずつコントラストを高めて見えてきます。実際の空は明るいので、望遠鏡を使っても肉眼で星雲を見ることは困難だと思います。あまりにも手軽で、これまでの重い望遠鏡がお蔵入りしてしまいそうです。
もちろん、オールマイティではなく、口径50mmなので、解像度に限界があり、高倍率で惑星等を撮影することはできません。
それでも太陽フィルターを使って黒点を撮影したりと、かなりのことが手軽にできるスマート望遠鏡だと思いました。価格も機能の割に手頃で、衝動買いを誘うお値段です。

シースター1年 | あさだ考房のホームページ

ZWO Seestar S50(オールインワン・スマート望遠鏡)【ネイチャーショップKYOEI・東京店】

9時頃から広場を離れ、蛍を見に行きました。蛍はピークを過ぎたとのことですが、徳林寺近くの沢沿いの道では、何匹も見ることができ、目の前を飛ぶ様子なども楽しむことができました。

過去に蛍の乱舞を見た丘の上の竹やぶまで行ったところ、ピークは過ぎていたかも知れませんが、かなりの数の蛍が飛び回っており、蛍を十分に楽しむことができました。道すがら蛍を見ながら10時ごろに広場に戻り、解散しました。今年も蛍がたくさん見れて良かったです。来年もまた皆様と参加したいと思います。

6月のまとめ2025(#116)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

天文クラブ例会 6/26(木)・27(金)
「地球以外に生命は存在するか?」
人類は火星に生命がいるのではと真剣に考え、たくさんの探査機を送ってきました。まだ生命は見つかっていませんが、アストロバイオロジー(宇宙生物学)という新たな分野もでき、学問として地球外生命の研究が進められています。

2 天文情報

(1)6月のほしぞら情報

春の星座が西に傾き、東から夏の星座が昇ってきます。火星は少しずつ暗くなり、6月17日にはレグルスと最接近します。その他の情報は「ほしぞら情報2025年6月(国立天文台)」。「星空ガイド2025年6月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「6月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

5月のまとめ以降の記事は、ありません。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

———————————————————————————
次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
———————————————————————————

身辺雑記あるいは雑感

相生山蛍と星を見る会で、浅田先生が持ってきたSeestar S50、天体望遠鏡のデジタル化の究極の形かもしれません。その性能については、行事報告で少し紹介する予定ですが、この望遠鏡を見て思ったことを書いておきます。

浅田先生が言われていたように日本製でないのが残念です。しかし、中国はアメリカに次ぐGDPの国ですから。中国は人口が多く、それに比例して大学卒の人口も多くなります。当然、日本よりはるかに多くの技術者が企業で働いており、次々に新製品を開発する力があって当然だと思います。しかも市場が大きいので、良い製品を大量生産して売ることができます。

製品の開発力は、結局、技術者の質×人数なので、教育水準が同程度ならば、人口の多いアメリカや中国、将来はインドが有利になってくるのは仕方が無いことだと思います。

日本企業であっても、これからは外国人を含めて、優秀な技術者を多く雇える(給料を払える)企業が生き残っていくことになるのでしょう。もしくは、得意分野を絞りこんで、ニッチな分野で一位の座を確保していくのか。

いずれにしても、人口減少の中、産業競争力を維持していくのは大変な時代になりました。かつて米国に次ぐ世界第2位のGDPを誇り、米国との貿易摩擦の中、「Japan  as No.1」と言われた時代を知っている老人としては、少し寂しい気もします。

トップページに戻る