9月のまとめ2025(#119)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

9/25(木)・26(金) 天文クラブ例会「南半球で見上げる空」
オーストラリアなどの南半球の地域では、太陽の動きや見える星座などが北半球で見慣れた様子と異なります。南半球ならではの天体の見え方や、先住民族に伝わる星の 見 方、伝 説 などを現地での体験を交えながらご紹介します。(天文クラブ入会案内より)

2 天文情報

(1)9月のほしぞら情報

8月末でも40℃という異常気象が続いていますが、日没時間が速くなることで、秋の気配が感じられます。夏の星座も西に傾き、秋の四辺形が東の空に見えるようになります。
9月7日の深夜から8日の未明にかけて3年ぶりの皆既月食(2025年9月) | (NAOJ)があります。環が細くなっている土星が見頃(2025年9月)(NAOJ)です(9月21日に衝)。満月は8日、新月は22日です。
その他の情報は「ほしぞら情報2025年9月(国立天文台、動画あり)」。「星空ガイド2025年9月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「9月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

8月のまとめ以降の記事は、ありません。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

7月27日のはれー倶楽部例会時のプラネタリウム(一般投影)は「めざせ!月面着陸」で、アルテミス計画などの今後の月探査計画の話題でした。

偶然のタイミングですが、我が家では、子供(既に社会人2年目)が「宇宙兄弟 – Wikipedia」全45巻(46巻で完結予定)を友人から借りてきて読んでいたので、後から追いかけるように読み始めて、あっという間に追いついてしまいました。

ちなみに名古屋市科学館でも平成27年に「 特別展「夢と感動の宇宙展」「宇宙兄弟」ムッタとヒビトが挑んだ空へ!」が開催されていたことを知りました。

既に読んでいた人にとっては、今更な話ですが、現実の宇宙飛行士訓練や月面開発とリンクしたような人間ドラマ(もちろんドラマとして楽しめる要素をふんだに盛り込んである)になっていて、宇宙への興味の有無にかかわらず楽しめます。Amazonで見ると関連本(例「地球の歩き方 宇宙兄弟」とか)もたくさん出ています。機会がありましたら、ぜひ一度読んでみて下さい。

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令和7年度第1回例会(7/27)

日時 令和7年7月27日(日)
令和7年度はれー倶楽部第1回の例会報告です。
参加者は27名でした。

記録が残っていないプラネタリウムの内容については、当日の記憶をもとにインターネット資料から再編しているため、当日の投影内容と異なっている可能性があります。文中の丸数字は関連リンク(文末)の番号を示します。

1.プラネタリウム「めざせ!月面着陸」

宵の空では、夏の星座を見ることができます。南東の空のやや高い位置には、夏の大三角①を見ることができます。空が暗い場所なら、夏の大三角を横切る天の川も見えるはずです。西の空にはアークトゥルスがあり、低い位置には、火星と細い月があります。また南の空の赤い星はアンタレスです。

月は地球から約38万kmの距離にある最も近い地球以外の天体であり、1960年代から70年初頭にかけて、有人の月面探査を含むミッションが盛んに行われました。

最初に月に到達したのは、1959年のルナ2号(ソ連)で、無人の探査機が月面に到達(衝突)しました。その後、米国とソ連が宇宙開発競争を繰り広げ、1969年7月にアポロ11号が史上初の有人月面着陸を成功させました。その後、1972年12月にアポロ17号による最後の有人月面着陸が行われると、宇宙開発の中で月探査の割合は低下していきました。②

その後、2000年代に入り、米ソ以外の国の月探査が盛んになります。2007年には日本のかぐや、中国の嫦娥1号、2008年にインドのチャンドラヤーン1号等が月を周回して様々なデータを採取しました。その中でもチャンドラヤーン1号の観測結果により、月の極地には大量の水が存在している可能性が示されました。③

2017年には、米国が民間企業やJAXAなど国際パートナーと共に有人月面探査を再開するアルテミス計画④⑤がはじまりました。各国や民間による無人月面探査も盛んになってきており⑥、2024年1月にはJAXAのSLIMが横倒しではあるものの、日本初の月面軟着陸に成功しました。また同年2月に米国のインテュイティブ・マシーンズ社が民間として初めて月面軟着陸に成功しました。2025年3月には同じくファイアフライ・エアロスペース社が、民間として2社目の月面軟着陸を達成しました。日本ではispace社が2回の挑戦を行っていますが、あと少しのところで成功しませんでした。

アルテミス計画では、月軌道に建設されるゲートウェイのモジュールの運搬、月面を走行するローバーや月面基地等が計画されており、複数の国や企業が参加しています。日本ではトヨタをはじめとする民間企業も参加しています。⑦

夏の大三角と天の川 – ぐんま天文台

月探査ミッションの一覧 – Wikipedia

月の水 – Wikipedia

アルテミス計画 – Wikipedia

アルテミス計画とは?宇宙メディア「SpaceMate(スペースメイト)」 | 東京海上日動

月探査機の一覧 – Wikipedia

国際宇宙探査の取り組み | JAXA 有人宇宙技術部門

その他参考にしたサイト

JAXA 国際宇宙探査センター

月探査 – Wikipedia

2.「めざせ月面探査を深堀り&万博の関連展示」

ミニ講座は、中島先生によると題して、プラネの話の深堀りと、万博の宇宙・月関連の展示の紹介でした。なお、今回はいつもの教室ではなく、実験室での講座でした。

(1)月面探査を深掘り
月や地球の公転と自転についての深掘りでした。月は常に地球に同じ面を向けており、約29.5で満ち欠けを繰り返し、これが月の1日に相当します。しかし、その間に地球(月)と太陽の位置関係も変化しているため、月は1公転よりも長く進む必要があります。実際の正確な公転周期は27.3日となります。

同じように、地球は1年(1公転)の間に日数よりも1回転多く自転しています。1公転は約365.24日ですが、その間に地球は366.24回自転していることになります。地球は23時間56分で自転していることになります。(星座は23時間56分でもとの位置に戻ります)

なお、次に日本で見られる月食は9月8日の深夜(皆既2:30頃)です。

(2)万博の宇宙関連展示

万博の宇宙関連展示について、中島学芸員の対談が天文クラブ機関紙232号にも載っていますが、著作権の関係で機関紙で紹介できなかった現地の写真や動画などを紹介していただきました。

アメリカ館⑧は宇宙関係の展示が最も充実していました。映像はマウナケアの星空からはじまって、ジェミニ、アポロから、アルテミス計画まで、民間のブルーオリジンなどもあり充実していました。実物の展示では、SLS、JWTの模型を見て、アポロ17が持ち帰った大きな月の石に到着しました。

日本館⑨にも宇宙の展示があり、SLIMの模型や、火星の隕石などが展示されていました。また、JAXAのスクリーン展示も楽しめました。

中国館⑩は、古代文字や漢字を使った外壁が印象的です。宇宙関係の展示としては、嫦娥5号・6号のサンプルリターンの石が展示されています。これは無人機なので小さな石ですが、月の表・裏のサンプルです。

万博に行く機会があったら、宇宙関係の展示にも足を運んではいかがでしょうか。

アメリカパビリオン | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

日本館 | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

中国パビリオン | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

最後に中島先生を囲んで記念撮影をしました。

ミニ講座後、中島先生と記念撮影

8月のまとめ2025(#118)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

8月は公式行事はありません。
KoMさんからのメールにあった、広瀨智彦さんが出演された番組については、身辺雑記で紹介します。

2 天文情報

(1)8月のほしぞら情報

名古屋でも40℃に迫る猛暑が続いているこの頃ですが、夏の大三角も宵の空の高い位置に見える季節になってきました。ペルセウス座流星群は、12日深夜から13日未明にかけて見ごろとされていますが、月明かりの影響があります。2025年8月16日 プレアデス星団食があります。その他の情報は「ほしぞら情報2025年8月(国立天文台)」。「星空ガイド2025年8月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「8月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

7月のまとめ以降の記事は、ありません。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

KoMさんからのメールにあった「戦争に隠された震災~昭和東南海地震~ | 戦後80年アンコール」を見ました。

番組の内容とNHKオンデマンド(8/15まで)は次のページから見ることができます。
https://www.nhk.or.jp/nagoya/info/articles/310/013/53/

広瀨智彦さん(2014年放送当時81歳)は、名古屋市から三重県へ集団疎開していたメンバーの一人として、同級生と共に当時の疎開先を訪問し、地震を記録した小学生の日記の記憶を辿ります。広瀬さんが登場するのは、番組開始から6分40秒の辺りです。10分辺りでも広瀬さんの言葉が収録されています。

名古屋はれー倶楽部創始者のお一人としての広瀨智彦さんについて、はれー倶楽部記事一覧からうかがい知ることができます。
天文クラブ機関紙 はれー倶楽部記事一覧 | 名古屋はれー倶楽部

私と広瀬さんとの出会いは、2006年ごろだったと思います。2009年の日食を見ようと名古屋の天文関係の団体を調べ、ネットの新聞記事をたよりに天文クラブの例会で広瀬さんを探したことが始まりです。

広瀬さんとは毎回の天文クラブの例会の後、少しお酒を飲みながら、いろいろとお話を聞かせていただきました。

その後、はれー倶楽部のメンバーとして、闘病中の広瀬さんをお見舞いした折に、ホームページをリニューアルしたことをご報告した記憶があります。

あらためて広瀬さんの足跡を偲びたいと思います。

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