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名古屋はれー倶楽部ホームページ管理人です。

相生山蛍の会(令和7年)

日時:令和7年5月31日(土)20時~
日時を変更したため、あさだ考房①の浅田先生を含めてはれー関係者は5名の参加となりました。
天候は曇りでしたが、8時頃からしばらくの間、奇跡的に晴れ間が広がり、浅田さんが持参された天体望遠鏡による月の観望と、Seestar s50②による、星雲観望(デジタル画像)を楽しむことができました。

はれーの関係者は少なかったのですが、徳林寺の風の子幼稚園の園児が、夜に蛍を見るために集まっていました。その園児たちが、天体望遠鏡で月を見て喜んでいました。

観望会の様子

月は雲に隠れたり出たりを繰り返していましたが、雲が薄いため、暈がかかったように見えることもありました。

薄い雲に隠れた月

Seestar s50②は、星雲等の天体のデジタル撮影に特化したスマート望遠鏡です。水平にセッティングすれば、自動的に天体の位置を確認して、座標を合わせ、スマホやタブレットで指示して天体の撮影ができます。一体化されている光学フィルターや画像処理ソフトにより、名古屋市内でも、星雲や星団の写真がきれいに撮れます。

浅田さんが撮影したオリオン座大星雲(タブレットに表示されたものを撮影)

これまでは、赤道儀、望遠鏡、撮像素子、フィルター、画像処理ソフトとそれなりに費用と労力をかけないとできなかった星雲等の撮影が、三脚の上に小型軽量のSeestarをセッティングするだけで全てできてしまいます。

浅田さんによるSeestar の実演を見せてもらいました。タブレットからの操作だけで、目的とするメシエ天体(NGC天体も可能)を導入し、スタッキング処理の進行状況をリアルタイムで見ることができます。星雲が少しずつコントラストを高めて見えてきます。実際の空は明るいので、望遠鏡を使っても肉眼で星雲を見ることは困難だと思います。あまりにも手軽で、これまでの重い望遠鏡がお蔵入りしてしまいそうです。
もちろん、オールマイティではなく、口径50mmなので、解像度に限界があり、高倍率で惑星等を撮影することはできません。
それでも太陽フィルターを使って黒点を撮影したりと、かなりのことが手軽にできるスマート望遠鏡だと思いました。価格も機能の割に手頃で、衝動買いを誘うお値段です。

シースター1年 | あさだ考房のホームページ

ZWO Seestar S50(オールインワン・スマート望遠鏡)【ネイチャーショップKYOEI・東京店】

9時頃から広場を離れ、蛍を見に行きました。蛍はピークを過ぎたとのことですが、徳林寺近くの沢沿いの道では、何匹も見ることができ、目の前を飛ぶ様子なども楽しむことができました。

過去に蛍の乱舞を見た丘の上の竹やぶまで行ったところ、ピークは過ぎていたかも知れませんが、かなりの数の蛍が飛び回っており、蛍を十分に楽しむことができました。道すがら蛍を見ながら10時ごろに広場に戻り、解散しました。今年も蛍がたくさん見れて良かったです。来年もまた皆様と参加したいと思います。

6月のまとめ2025(#116)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

天文クラブ例会 6/26(木)・27(金)
「地球以外に生命は存在するか?」
人類は火星に生命がいるのではと真剣に考え、たくさんの探査機を送ってきました。まだ生命は見つかっていませんが、アストロバイオロジー(宇宙生物学)という新たな分野もでき、学問として地球外生命の研究が進められています。

2 天文情報

(1)6月のほしぞら情報

春の星座が西に傾き、東から夏の星座が昇ってきます。火星は少しずつ暗くなり、6月17日にはレグルスと最接近します。その他の情報は「ほしぞら情報2025年6月(国立天文台)」。「星空ガイド2025年6月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「6月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

5月のまとめ以降の記事は、ありません。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

相生山蛍と星を見る会で、浅田先生が持ってきたSeestar S50、天体望遠鏡のデジタル化の究極の形かもしれません。その性能については、行事報告で少し紹介する予定ですが、この望遠鏡を見て思ったことを書いておきます。

浅田先生が言われていたように日本製でないのが残念です。しかし、中国はアメリカに次ぐGDPの国ですから。中国は人口が多く、それに比例して大学卒の人口も多くなります。当然、日本よりはるかに多くの技術者が企業で働いており、次々に新製品を開発する力があって当然だと思います。しかも市場が大きいので、良い製品を大量生産して売ることができます。

製品の開発力は、結局、技術者の質×人数なので、教育水準が同程度ならば、人口の多いアメリカや中国、将来はインドが有利になってくるのは仕方が無いことだと思います。

日本企業であっても、これからは外国人を含めて、優秀な技術者を多く雇える(給料を払える)企業が生き残っていくことになるのでしょう。もしくは、得意分野を絞りこんで、ニッチな分野で一位の座を確保していくのか。

いずれにしても、人口減少の中、産業競争力を維持していくのは大変な時代になりました。かつて米国に次ぐ世界第2位のGDPを誇り、米国との貿易摩擦の中、「Japan  as No.1」と言われた時代を知っている老人としては、少し寂しい気もします。

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5月のまとめ2025(#115)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

5月24日(土)蛍と星を見る会
毎年恒例の蛍の会です。
場所:地下鉄桜通線相生山駅近くの風の子幼稚園(徳林寺)の裏手広場に8時頃にお越し下さい。(下図参照)
懐中電灯と上着があった方が良いと思います。

 

2 天文情報

(1)4月のほしぞら情報

宵の空に見えていた木星は少しずつ高度を下げて見納めとなります。火星も少しずつ暗くなっていきます。金星と5月7日に輪の消えた土星は明け方近くに見ることができます。その他の情報は「ほしぞら情報2025年5月(動画あり。国立天文台)」。「星空ガイド2025年5月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「5月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

4月のまとめ以降の記事は、第3回例会報告のみです。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

4月は毎年仕事が忙しい月になっており、例会の報告とWeb会報が遅れたことをお詫びします。最近、夜更かしをすると、翌日の体調に響くようになり、体力の衰えを感じるようになりました。おまけに、朝少し明るくなる6時に、一旦目が覚めてしまいます。若いころはもう少し無理がきいたと思うのですが。

そんなこともあり、今後は、円安による費用の増加だけでなく、体力の衰えも考えると、天文関係の海外ツアーも時期の限界も考えて厳選しておく必要があると思う今日この頃です。

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令和6年度第3回例会

日時 令和7年3月31日(日)
はれー倶楽部第3回の例会報告です。
参加者は31名でした。

報告が遅くなったため、一部に記憶があいまいな点があり、プラネタリウムとミニ講座の内容を混同している可能性があることをお詫びしておきます。
文中の丸数字は関連リンク(文末)の番号を示します。

1.プラネタリウム「「高エネルギー天文学」

宵の空では、木星、月、火星を見ることができます。また、南東の空には、春の大三角①を見ることができます。夜空の様々な星座は、天の川銀河の一部で、近くにある星々です。地球を離れ銀河系の外に移動すると、宇宙にある他の星雲と同じようにうずまき銀河であることがわかります。
西の空には、冬の大三角②が見えています。これらの星は全て可視光で観測したものですが、宇宙を観測する手段は可視光だけではありません。

よりエネルギーの高いX線やガンマ線などの電磁波は、大気を通過することができないので、人工衛星(X線観測衛星③)を使った観測が行われています。これにより、可視光とは違った宇宙の姿を見ることができます。

X線観測衛星は、「ひとみ」の後継機である「XRISM④」、ガンマ線観測衛星は「フェルミ衛星⑤」などがあり、高エネルギーを放出するブラックホールや中性子性、ガンマ線バーストなどの高エネルギー天文現象を観測しています。

高エネルギーのガンマ線は、大気と反応して空気シャワー⑥(電磁シャワー⑦)と呼ばれる現象を引き起こすため、これを観測するガンマ線望遠鏡⑧を利用して地上からも観測が行われています。

プラネタリウムでは、明けの明星(金星)が明るく輝き、朝を迎えました。

2.ミニ講座「高エネルギー天文学、多波長天文学」

「高エネルギー天文学、多波長天文学」と題して河野学芸員によるミニ講座が行われ、プラネタリウムの内容を掘り下げて解説していただきました。

電磁波は波長の長い順(エネルギーの低い順)に、電波(1m~)、赤外線(100μm~)、可視光(700nm~)、紫外線(400nm~)、X線(10nm~)、ガンマ線(1pm~)となります。このうち大気を通過できるのが、電波と近赤外線(1μm~)、可視光になります。

電波のうち、ミリ波は大気中の水蒸気の影響を受けるので、アタカマ砂漠の電波望遠鏡(アルマ⑨)で観測が行われています。赤外線や高エネルギーの電磁波は大気に遮られるため、宇宙での観測が必要になります。高エネルギーの電磁波のうち、ガンマ線は空気シャワー(電磁シャワー⑦)を発生させるので、地上でもガンマ線望遠鏡⑧を利用した観測が行われています。

X線天文学⑩は、1962年にロケットを使った観測で、リカルド・ジャッコーニが太陽系外のX線天体を発見したことに始まります。その後様々なX線観測衛星が打ち上げられました。最新のものは2023年に打ち上げられた、「XRISM④」です。

XRISM④に搭載されているのは、X線分光観測を行うマイクロカロリメータ(Resolve)と38分角(満月程度)の視野をもつX線望遠鏡(Xtend)です。マイクロカロリメータは絶対零度付近(50mK)まで冷却され、X線光子1個ごとのエネルギーを測定することができます。これは機関紙229号のサブミリ波用ボロメータ受信機と原理的には同じ手法です。

Xtendは広角のため、超新星残骸SN1006の膨張の様子を一度の撮影で捉え、マイクロカロリメータを利用して元素の量についても調べることができました。

大マゼラン雲の超新星残骸N132Dの観測では、元素固有の特性X線のスペクトルから、元素の種類と量、そのドップラー効果を利用しての爆発の3次元構造、スペクトルの幅から求められる温度により、爆発のエネルギーなどが推定できます。⑫

さらに、N132Dの電波による観測により、分子雲との相互作用がわかるので、X線による観測と組み合わせることで、天体の全体像を明らかにすることができます。

NGC4151は6200万光年の距離にあり、中心に巨大なブラックホールをもつ渦巻銀河です。中心部をX線で観測することで、ドップラー効果によりトーラスと呼ばれる構造の半径を0.1光年、高輝線領域の半径を0.01光年と推定することができました。⑫

高エネルギー天文学のもう一つの柱として、ガンマ線天文学⑬があります。1912年にオーストリアの物理学者フランツ・ヘス⑭により、宇宙から高エネルギーの放射線が降ってくることが明らかにされました。これは宇宙線と名づけられましたが、高エネルギーであるため、大気中の原子核と反応し、空気シャワー⑥と呼ばれる2次放射線を次々と発生させます。

宇宙からのガンマ線の場合は、陽電子・電子対とガンマ線をカスケード状に発生させ「電磁シャワー⑦」と呼ばれます。一方、高エネルギーの陽子や原子核などの粒子の場合は、π中間子、ミュー粒子、ニュートリノなどをカスケード状に発生させ、「ハドロンシャワー⑮」と呼ばれます。

宇宙には様々な磁場があり、荷電粒子による宇宙線は磁場の影響を受けて曲がるため、発生源を特定することは困難です。一方で、ガンマ線は磁場の影響を受けず直進するため、発生源を特定することができ、ガンマ線観測衛星⑤やガンマ線望遠鏡⑧を用いた天体観測に適しています。

宇宙線⑯⑰のエネルギーと個数の関係を対数グラフで表すと、負の傾きの直線となり、高エネルギーの宇宙線は極端に少なくなります。しかし、ごくまれに、超巨大なエネルギーを持つ宇宙線が観測されることがあります。1991年のオーマイゴット粒子⑱や2021年のアマテラス粒子⑲が知られています。宇宙線は、磁場の影響を受けるため、これらの宇宙線がどこから来たのかを正確に知ることは困難です。

以上のように、高エネルギー天文学について紹介しましたが、電磁波は、そのエネルギーにより電波・赤外線・可視光・紫外線・X線・ガンマ線と多くの種類があります。様々な観測衛星や望遠鏡が設置されています。また、電磁波以外にも天文現象を観測する手段として、宇宙線、ニュートリノ、重力波があり、これらの観測結果を組み合わせることで、より詳細に天文現象を解明することができるようになります。これをマルチメッセンジャー天文学⑳と呼んでいます。

最後に河野先生を囲んで記念撮影を行いました。

河野先生を囲んで記念撮影

<関連リンク>

春の大三角 – Wikipedia

冬の大三角 | 天文学辞典

X線観測衛星 – Wikipedia

X線分光撮像衛星XRISM | JAXA

フェルミ衛星 | 天文学辞典

空気シャワー | 天文学辞典

電磁シャワー | 天文学辞典

大気チェレンコフ望遠鏡 | 天文学辞典

アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計 – Wikipedia

X線天文学 | 天文学辞典

リカルド・ジャコーニ – Wikipedia

XRISMの初期科学成果 | 科学成果 | X線分光撮像衛星XRISM | JAXA

ガンマ線天文学 | 天文学辞典

ヴィクトール・フランツ・ヘス – Wikipedia

ハドロンシャワー | 天文学辞典

宇宙線 | 天文学辞典

宇宙線 – Wikipedia

オーマイゴッド粒子 – Wikipedia

アマテラス粒子 – Wikipedia

マルチメッセンジャー天文学 – Wikipedia

 

4月のまとめ2025(#114)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

4月はありません。

2 天文情報

(1)4月のほしぞら情報

惑星は火星と木星を残して夜明け前の空に移動します。3月に明るく見えていた金星は、太陽に近づき日の出前の東の空に見えるようになります。輪の消えた土星も金星の近くにいます。その他の情報は「ほしぞら情報2025年4月(国立天文台)」。「星空ガイド2025年4月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「4月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

3月のまとめ以降の記事は、ありません。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

夜にジョギングをしていると、春は星の見え方が冬と全く違っていることに気づきます。国立天文台の星空情報にも書かれていたのですが、春は空がかすんで見え、さらに黄砂の季節となるので、名古屋では星があまり見えません。

私事ですが、会社生活もいよいよ最終年度になりました。歩数計の機能のあるスマートウォッチを使っているのですが、在宅勤務の日は、ほとんど歩いていないことに気づきます。会社に行って帰ってくるだけで(仕事中も建物内を歩くので)、約1万歩歩きます。それと比べると、在宅勤務は圧倒的に歩数が少ないのです。

退職したら、健康のためにも、徒歩と公共交通機関でこまめに出かけようと思っています。来年は敬老パスが手に入り、科学館を含めて名古屋市の様々な施設が割引になるので、楽しみにしています。

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3月のまとめ2025(#113)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)オンライン市民観望会「木星」
3月20日(木祝)午後7時~7時30分
天文クラブの行事ではありませんが、名古屋市科学館の公式YouTubeチャンネルからライブ配信があります。

2 天文情報

(1)2月のほしぞら情報

3月5日の夜、西の空で月がすばるを隠す「すばる食」が見られます。22時頃から、月齢5.5の月の暗縁(月の光っていない部分)にすばるの星たちが隠されていく様子が見られるそうです。双眼鏡や望遠鏡を使えばより楽しめそうです。
そのほかの情報は「ほしぞら情報2025年3月(国立天文台、動画あり)」。「星空ガイド2025年3月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「3月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

2月のまとめ以降の記事は、ありません。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

トランプ大統領が就任して1ヶ月、ニュースを見ていると、関税で世界中が振り回されている感があります。DCやNISAで株式の資産を積み立てている一個人としても、経済に対する様々な影響から目が離せません。
唯一良い点と思われるのは、戦争や軍備を金の浪費とみなしているらしいことです。

さて、トランプ大統領が離脱したパリ協定。地球温暖化と一言で片づけられますが、平均気温の上昇によって、大気の流れが大きく変化する気候変動がその本質とされています。2月の寒波も大気の流れの変化と関係があるらしいです。
あちこちで起こる異常乾燥による山火事や、大気中の水分の増加に伴う大雪・大雨、異常気象による農作物の不作・価格高騰など、いよいよ本格的な影響が表れ始めているように思えます。

(人為起源の)温暖化は地球規模、数十年単位の現象なので、短期的な人気取りになりがちな民主主義とは相性が悪い(政治の主題になりにくい)と思っています。
個人としてできることはほとんど無いのですが、名古屋市内に住んでいるので、できるだけ車を使わないようにして、徒歩と公共交通機関を使うように心がけています。その方が健康にもプラスではないかと思っている次第です。

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2月のまとめ2025(#112)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)天文クラブ例会 2/27(木)・28(金)
「アイジンガー・プラネタリウム」
18 世紀末に作られたアイジンガー・プラネタリウムは、現在もオランダで惑星や月、太陽の位置関係を精緻に表示し続けています。そして 2023 年 9 月には世界遺産に登録されました。製作にいたる経緯から、その機能や仕組みに至るまでを解説します。
(天文クラブ入会案内より)

2 天文情報

(1)2月のほしぞら情報

冬は空が澄んで星空が美しい季節です。冬の星座には7つの1等星があり、冬のダイヤモンドと呼ばれています。それに加えて、宵の空では、西の空に金星、天頂から東の空にかけて木星、火星が全てマイナス等級となり明るく輝いてにぎやかな星空になっています。気象条件と場所を選べば、これに加えて南の低空でカノープスを見ることができます。
そのほかの情報は「ほしぞら情報2025年2月(国立天文台、動画あり)」。「星空ガイド2025年2月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「2月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

1月のまとめ以降の記事は、ありません。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

1月24日(金)の特別天体観望会に行ってきました。5年ぶりの開催とのことですが、振り返れば歳のせいか5年もあっという間に過ぎていました。開始直後と終了間際は混雑が予想されるとのことでしたので、6時50分頃に行ったのですが、それなりに混んでいました。

まずは金星の列に並んで、西の空の半月状の金星を見ました。次に天頂付近にある肉眼では見えない天王星(望遠鏡でも小さな点状に見える)。小さくて土星のような色に見えます。そして、CCDによるオリオン大星雲(1分程度の露出による合成)をパソコンの画面で見ました。肉眼では見えない色がついてきれいです。トラペジウムも確認できました。

最後は天文台の80cm望遠鏡で木星を見ました。ちょうどガリレオ衛星の1つが木星の後ろから出てくるタイミングに当たり、私の時には既に出た後でしたが、木星と衛星がくっついて見えました。ということで、気が付いたら7時30分の終了時刻になっていました。やはり目で望遠鏡を覗くのは、画面で見るのとは違うことを実感しました。科学館の学芸員や天文ボランティアの方々に感謝です。

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1月のまとめ2025(#111)

明けましておめでとうございます。2025年最初の月報(まとめ)になります。

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)特別天体観望会「木星」〈現地開催〉
1月24日(金)午後6時30分~特別会員・一般会員の観望会があります。理工館7F天文台で天体を観望します。プラネタリウムでの例会はありません。上記時間内でいつでもお越しください。
(1/22誤記修正

2 天文情報

(1)2025年度の星空情報

2025年の主な天文現象をまとめておきます。
9月8日の深夜(午前3時頃)に日本全国で見られる皆既月食があります。火星は1月12日に最接近します。土星は地球から真横の向きに見える時期となり、環がたいへん細く見え、3月24日(地球の真横)と5月7日(太陽の真横)に輪の消失が起こりますが、地球から見た土星が太陽と同じ方向になるので、観測は難しいかもしれません。三大流星群のうち、1月のしぶんぎ座流星群と12月のふたご座流星群は、月明かりの影響のない比較的良い条件となります。詳しくは「ほしぞら情報2025(国立天文台)」をご覧ください。

(2)1月のほしぞら情報

1月4日にはしぶんぎ座流星群が極大となります。4日の月齢は3.7で観測条件は良いようです。火星は12日に最接近し、その前後では-1.4等級となります。1月18日~19日にかけては、土星と金星が接近するので、土星が見つけやすくなります。
そのほかの情報は「ほしぞら情報2025年1月(国立天文台、動画あり)」。「星空ガイド2025年1月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「1月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

12月のまとめ以降の記事は、第2回例会報告のみです。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

12月8日(日)の土星食は天候にも恵まれ良い条件で観望できました。私は自宅の屋上で、反射望遠鏡に焦点距離8~24mmのズームアイピースを組み合わせ、経緯台で手動で調節しながら土星を追いかけました。ズームアイピースは像は多少甘いかもしれませんが、アイピースを交換することなく倍率を調整できるので、経緯台で手動で追尾するときに便利です。科学館の中継も見ながら(聞きながら)観望したので、土星の入りと出のタイミングを確認しつつ楽しむことができました。科学館のライブ中継は、録画として公式チャンネルから見ることができます。

1月1日は自宅の近所で初日の出を見ました。建物の影響などで20分ぐらい遅くなりましたが、天候に恵まれ初日の出を拝むことができました。本年が良い年でありますように。

初日の出

Ishi

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令和6年度第2回例会

日時 令和6年11月24日(日)
はれー倶楽部第2回の例会報告です。
参加者は30名でした。

報告が遅くなったため、一部に記憶があいまいな点があり、不正確な内容が含まれる可能性があることをお詫びしておきます。
文中の丸数字は関連リンクの番号を示します。

1.特別講演会「日本列島の星・月の伝承を訪ねて」

特別講演会は、北尾浩一先生(星の伝承研究室主宰)による「日本列島の星・月の伝承を訪ねて」と題して、民俗学的な伝承聞き取り等の体験談を交えてお話いただきました。
きっと世界各地にこのような星の伝承はあると思います。しかし、世界が一つになった結果、天文学の基礎となったヨーロッパの星座が世界標準になり、他の星座や伝承は次の世代に伝えられることなく、忘れ去られる運命にあります。
北尾先生のお話は、消えゆく日本の星の文化を記録していくという意味で、大変貴重なものだったのではないかと思います。

特別講演会の様子

(1)源氏星、平家星
ベテルギウス(赤)とリゲル(白)について、西美濃地方では、平家の子孫とされる人々の間で、リゲル(白)を平家星、ベテルギウス(赤)を源氏星として伝えられている。本来の色とは逆にして、自分たちが平家として捕らえれないための知恵だそうです。

(2)星の話を聞きだすコツ
星の伝承を聞き出すには、星の話をせず、昔の話をしてもらうことだそうです。老人に昔のことを思い出しながら話してもらうとその中に星の話が出てくることがあるので、それを記録するとのことでした。

(3)三ツ星とツヅミボシ
日本の星座は、西洋の星座とは異なる星の集まりです。例えばオリオン座なら、三ツ星や小三ツ星といった比較的小規模の星の集まりが和名となっているそうです。ただし、オリオン座全体をツヅミボシとしている和名も限られた地域にはあるそうです。

(4)カノープスの和名①③
カノープスの見える地域では、いくつかの異なる和名があります。近畿地方では紀州のみかん星、紀州星、みかん星、鳴門星などとよばれていたようです。

(5)徳蔵の話(北極星)③④
徳蔵という船乗りが北極星(キタノヒトツボシ、トクゾウボシ)を発見したという話が日本の各地(静岡、三重、近畿、四国など)に伝わっているそうです。地軸のぶれにより、当時の北極星は、現在よりも少し大きく移動していたようで、一晩に瓦の三寸分動いたと伝わっています。

(6)星を歌う
日本の各地に伝わる「星の俚謡」について録音、採譜による記録を行っているそうです。スマル(すばる)と海老(愛媛県、山口県)、オリオン座三つ星、北斗七星(宮城県)、オリオン座三ツ星、北斗七星と七夕(鹿児島県奄美大島)、三ツ星~プロキオン(沖縄・奄美)など。先生の動画に沿って、みんなで俚謡を歌いました。

(7)アガリカミチブシ
アガリミチブシ(オリオン座三ツ星)とは、東(アガリ)の三ツ星のことだそうです。実際には東よりも南側から昇るので、祈りのための祭壇も卯の端の香炉よりも南側にあったそうです。その後、香炉の位置が変更されたため、卯の端の香炉と入れ替えるように南側の祭壇を使用しているとのことでした。

(8)アイヌの星⑦⑧
アイヌ文化の伝承者の葛野辰次郎(故人)の子である葛野次郎さんにプレアデス星団にまつわる伝承を聞き取り、録音したそうです。基本は畑仕事をいやがる星(娘たち)の話ですが、微妙に異なる様々な伝承があり、プラネタリウムの後も続きの講座で熱心に解説されていました。

北尾先生とプラネタリウムで記念撮影

(参考リンク)

日本の星座図鑑

②星の名前の採集方法
書評「日本の星名事典」

③カノープス、北極星
星の伝承研究室

④YouTube【天体解説】北極星は動く?トクゾウ伝承について

民衆の星のことば、歌

天文民俗調査報告(2022年)

https://ja.wikipedia.org/wiki/葛野辰次郎

アイヌ語ラジオ講座 Lesson34 農耕から逃げる星の話

星と人と暮らしの事典

星・人・暮らしの博物館

日本星名辞典(野尻 抱影)

日本の星名事典(北尾 浩一)

北尾浩一先生はfacebookもされています。興味のある方は検索してみて下さい。

2.プラネタリウム「時と天文学」

11月の宵の星空は、西の空に夏の大三角が残り、天頂付近には秋の四辺形が見え、東の空からはオリオンが昇ってきます。惑星については、西から東にかけて、金星、土星、木星と並び、金星が沈んだ後、夜が更けてくると火星が昇ってきます。いずれの惑星も1等星以上の明るさで、惑星観察の好機となっています。

時間の基準は、全て天文現象にもとづくものから生まれました。暦は月が約30日ごとに満ち欠けを繰り返してもとの状態にもどることから生まれました。しかし、月の満ち欠けにもとづく暦(太陰暦⑨)は、少しずつ季節がずれるため、閏(うるう)月が必要になります。そのため、地球が太陽の周りをまわる周期を1年とする太陽暦⑩が使われるようになりました。

1日の時間は、地球の自転にもとづくものですが、地球は公転もしているため、太陽が地球から見て同じ位置に来るまでには公転の時間も加わります。これは1年で1回転分になるので、1日は地球が1+1/365.24 回転する時間となります。地球の自転を基準として1日が決められましたが、地球の回転も微妙に変化します。
そのため、原子時計⑪をもとに時間を計測するようになり、回転の変化に合わせて閏(うるう)秒⑫で調整していました。しかし、近年はコンピュータの利用が進んで、うるう秒による不具合が懸念され、閏秒による調整は行われなくなりました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/太陰暦

https://ja.wikipedia.org/wiki/太陽暦

https://ja.wikipedia.org/wiki/原子時計

https://ja.wikipedia.org/wiki/閏秒

ishi

12月のまとめ2024(#110)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)オンライン市民観望会
12月8日(日)に土星食があり、科学館の公式チャンネルで18時からオンライン配信されます。天気が良いことを期待しています。天気が悪ければ、天気の良い場所のライブ中継を探しましょう。

(2)行事報告
はれー倶楽部例会(第2回)
日時 令和6年11月24日(日)
学習室での特別講演会+プラネ 30名が参加しました。
特別講演会は、北尾浩一先生(星の伝承研究室主宰)による「日本列島の星・月の伝承を訪ねて」と題して、民俗学的な伝承聞き取り等の体験談を交えてお話いただきました。
プラネタリウムは「時と天文学」でした。詳しい行事報告は管理人都合によりしばらくお待ち下さい。

2 天文情報

(1)12月のほしぞら情報

12月8日(日)に土星食があり、科学館の天文情報にある公式チャンネルで18時から市民観望会としてオンライン配信されます。ふたご座流星群は14日が極大ですが、月齢が13で明るい月が輝き、観測条件はよくありません。
夕方の西の空にマイナス4等の金星が明るく輝いています。東の空にはマイナス2.8等の木星も見えます。南の空には1等の土星が、夜10時頃には0等からマイナス等級になった火星が昇ってきます。
そのほかの情報は「ほしぞら情報2024年12月(国立天文台、動画あり)」。「星空ガイド2024年12月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「12月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

11月のまとめ以降の記事は、ありません。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

11月5日のアメリカ大統領選挙は、残念ながら大方の予想どおりトランプ大統領が当選してしまいました。全ての国際関係をディールととらえ、地球温暖化を否定し、関税による保護主義など、科学や経済の正当な理論を無視したような政策は、どのような世界をもたらすのでしょうか。

11月26日の第2回例会では、北尾浩一先生による日本各地の星の伝承のお話がありました。きっと世界各地にこのような星の伝承はあると思います。しかし、世界が一つになった結果、天文学の基礎となったヨーロッパの星座が世界標準になり、他の星座や伝承は忘れ去られる運命にあります。北尾先生のお話は、消えゆく日本の星の文化を記録していくという意味で、大変貴重なものだったのではないかと思います。

次回の更新は新年になります。皆様良いお年をお迎えください。

Ishi

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