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名古屋はれー倶楽部ホームページ管理人です。

11月のまとめ2024(#109)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)はれー倶楽部例会(第2回)
日時:令和6年11月24日 午後1時集合(時間注意)
場所:名古屋市科学館 エントランスのいつもの場所
特別講演会
講師:北尾浩一先生
演題:「日本列島の星・月の伝承を訪ねて」
特別講演会に続いて、15時20分からのプラネタリウムを鑑賞します。その後、希望者で懇談会の予定です。

(2)天文クラブ例会
11/28(木)・29(金)
「銀河中心大爆発」
近年の観測から天の川銀河の中心から吹き出す「バブル」と呼ばれる高温のガスが発見されました。これは、今からおよそ 1000 万年前に銀河中心で起こった大爆発の痕跡だと考えられています。発見の歴史と最新の成果を紐解いていきましょう。
天文クラブ入会案内より)

2 天文情報

(1)11月のほしぞら情報

紫金山アトラス彗星が去った後の星空ですが、宵の西の空から、深夜の東の空にかけて、金星、土星、木星、火星の順に観察できる好機だそうです。そのほかの情報は「ほしぞら情報2024年11月(国立天文台)」。「星空ガイド2024年11月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「11月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

10月のまとめ以降の記事は、明け方の紫金山・アトラス彗星の1件です。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

10月は紫金山・アトラス彗星が話題になり、新聞にも記事が掲載されていました。名古屋市内でも見られるほど明るかったようで、科学館のホームページにもいくつか写真が掲載されています。

残念ながら、私は10月13日は夕方から夜に所用があり、見ることができませんでした。10月14日に知多半島に出かけましたが、西の空は雲で隠れていました。(尾の先らしきものが少しだけ見えた気がします)

なぜか今年の10月中旬以降は雲が多く、しばらく機会はありませんでした。少ないチャンスを狙い、光害マップ(PC用)で光害の少ない場所を調べ、GPV気象予報で10月20日(日)に琵琶湖北部の雲量が少ないことを知り、行ってきました。

家内と娘も見てみたいとのことで、一緒に連れていきました。名古屋市内から約100km、事前に調べた湖北町の駐車場から眺めた空は、たくさんの星が輝き期待がふくらみました。彗星を探すこと数分、見当をつけた方角にアンドロメダ星雲程度の明るさのぼんやりした部分があり、双眼鏡で見ると、尾まではっきりと見えました。これだけはっきりした尾を見たのは、ヘールボップ彗星以来です。

試しにiPhoneで写真を撮ると、粒子は荒いものの、ちゃんと写りました。

琵琶湖北部で撮影

さらに翌日の10月21日、今度は岐阜県の雲量が少なかったので、中央線で恵那の一駅手前の武並に一人で行ってみました。少し薄雲があったものの、駅前の空き地から双眼鏡で見ることができ、これを見納めのつもりで見ました。

中央線武並駅前の空き地から撮影

ヘールボップ彗星の時から30年弱の間に、インターネットやiPhoneなど便利になったものだと、しみじみ思いました。

Ishi

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10月のまとめ2024(#108)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)特別天体観望会
10/14(月・祝)午後7時~7時30分
科学館の望遠鏡で捉えた天体映像を会員向けにライブ配信します。学芸員の解説つきです。(アクセス方法は機関紙P30)
天文クラブ入会案内より)

2 天文情報

(1)10月のほしぞら情報

最近話題の「紫金山・アトラス彗星」ですが、明るさは3等級程度と予想されています。現在は夜明け前の東の空に見えますが、10月中旬以降は夕方の西の空に見えるようになります。検索すると、ネットでは既に多くの画像・動画を見ることができます。

そのほかの情報は「ほしぞら情報2024年10月(国立天文台)」。「星空ガイド2024年10月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「10月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

特にありません

4 新着記事、その他

9月のまとめ以降の記事はありません(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

9月17日(火)は中秋の名月でした。名古屋市東区の徳川園では毎年「月を掬う徳川園 観月会」が行われますが、今年は休園日と重なったため、18日(水)の観月会に行ってきました。

月を掬う 徳川園観月会

今年は中秋の名月が満月ではなく、18日(水)が満月でした。ずれた理由は、新月が太陰暦の1日で、新月から満月までは14.8日なので、15日が満月であるとは限らないためだそうです。
(国立天文台 名月必ずしも満月ならず

雲が多い日で、入園時は月が隠れていたのですが、園内を散策してしばらく待っていると、月が顔を出し、満月を楽しむことができました。

Ishi

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9月のまとめ2024(#107)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

(1)天文クラブ例会
9/26(木)・27(金) 「天体の動きと暦」
日常でふと気づく季節の変化は、太陽の動きによるものです。同じように太陽や月を長期間観測すると、月の満ち欠けをはじめとしたそれぞれの周期的な動きが見えてきます。昔の人々は、これらの周期を巧みに取り入れて暦を作りました。
天文クラブ入会案内より)

2 天文情報

(1)9月のほしぞら情報

9月17日は中秋の名月(ただし満月は翌日)です。この日は見かけ上、土星と月が最接近します。この土星の環は少しずつ細くなっていき、2025年3月には見かけ上の消失が起こります。そのほかの情報は「ほしぞら情報2024年9月(国立天文台、動画あり)」。「星空ガイド2024年9月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「9月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

(1)池ヶ平天文観測会
2024年の予定はまだ公開されていません。
連絡先はこちらです。

4 新着記事、その他

8月のまとめ以降の記事は、第1回例会報告の1件のみです。ありません(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

8月は猛暑が続き、その後は台風で連続の大雨と異常な気象が続いています。温暖化に伴うジェット気流や海流の蛇行が関係しているらしいです。

さて、8月のペルセウス座流星群ですが、12日の夜、お盆で帰省した長男長女を連れて、家内を含めて4人で見に行きました。当初は茶臼山高原に行く予定でしたが、GPV気象予報の雲量を見て雲が多そうだったので、ネットで調べてより条件の良さそうな「道の駅つくで」に変更しました。

到着は夜12時頃、それなりに人は大勢いましたが、駐車場もまだ空きがあり、公園の芝生にブルーシートを敷いて寝転ぶスペースもありました。

空は雲が多く、星が見えない薄曇りの状態になることもありました。星が見えない中、雲を通して天頂付近をひときわ明るい流星が見えたのには驚きました。空は晴れたり曇ったりでしたが、1時間で10個程度の流星を見ることができました。

Ishi

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令和6年度第1回例会

2024年7月14日(日)14:30~
はれー倶楽部令和6年度第1回例会の報告です。
参加者は28名でした。(①~⑪は文末の関連リンクの番号)
報告が遅くなったことをお詫びしておきます。
また、当日のミニ講座のノートはあるのですが、プラネはノートが無く記憶が薄れており、当日の内容に対し、一部異なる可能性があることをお詫びします。

1.プラネタリウム「天の川銀河ツアー」

プラネタリウムは夏の星座の解説から。宵の空の西側にはアークトゥルスを頂点とした春の大三角が沈む位置にあります。替わって夏の大三角①が東の空に見えます。天頂から少し東側にある明るい星が、こと座のベガで、少し低い南側にわし座のアルタイルです。
南の空の低い位置にはさそり座の赤いアンタレスがあり、それより高い位置にへび使い座があります。そのへびつかい座②は神話では医者の星座で、患者をへびで驚かせて治療したそうです。そしてついに、死者をよみがえらせることに成功しました。これが神様の怒りに触れ、空の星座となってしまったということです。

星座を作っている星は、同じ大きさであれば、地球に近いほど明るく、遠くなれば暗くなります。星座の星は全て銀河系の中にあり、大部分が地球から比較的近い距離にあります。
夏の大三角は、天の川の方向に重なって見えます。天の川は多くの星の集まりですが、星までの距離が遠いため、個々の星は暗く見えます。地球を離れ外から見れば、天の川は銀河系③と呼ばれる渦巻銀河であり、地球はその端の方にあります。地上から見ると、銀河系を横から見ることになるので、天の川として見えるというわけです。

<関連リンク>
①夏の大三角(県立ぐんま天文台)https://www.astron.pref.gunma.jp/gallery/summer_triangle.html

②へび使い座(AstroArts)
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13113_mook-oph

③天の川銀河(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/milky-way-galaxy/

2.ミニ講座「天体までの距離をはかる」

ミニ講座は、持田先生による「天体までの距離をはかる」と題して、天体までの距離を測るさまざまな方法について解説していただきました。

(1)かかる時間ではかる
光等が往復する時間で測る方法で、比較的近い距離を測ります。レーダー等で実用化されています。アポロ計画では、月面にコーナーキューブと呼ばれる光を入射と逆方向に反射する装置(反射器)を数百個設置しました。これに地球からレーザー光を当てて、入射波と反射波の時間差により地球と月との距離を精密に測定④することができます。地球から月まで光が往復する時間は約2.5秒ですが、数ピコ秒の精度で正確に測ることで、月が地球から毎年3.8cmずつ遠ざかっていることが明らかになりました。

(2)見え方のずれではかる
地球の公転軌道の直径を利用し、三角測量の応用で、半年間の角度を差を利用する方法(年周視差です。地球の公転軌道約3億kmで、星の角度のずれは、最も近いケンタウルス座α星で、0.0004度(1.4秒角)だそうです。これは、他の遠い星との位置の変化で見つけることができます。また、他の星との位置の変化では白鳥座61番星⑥固有運動⑦が5秒角/年と大きいことが発見されました。

地表からの観測で、年周視差を観測する場合、大気のゆらぎによる誤差があるため、300光年までが限界とされています。例えば白鳥座のデネブは1400光年の距離にあります。

このような遠くの星までの距離を測るためには、大気の無い宇宙空間の衛星から観測することが必要になります。そのため「ヒッパルコス衛星」⑧が1989年に打ち上げられ、1993年まで観測を行っていました。測定範囲は3000光年までで、118,274個の恒星までの距離を測定したそうです。

さらに後継機の「ガイア衛星」⑨は、2013に打ち上げられ、数万光年までの範囲で、これまでに約15億個の恒星について年周視差と固有運動を測定したそうです。その精度は、地球から月面の4cmのずれが観測できるレベルだそうです。

(3)見かけの明るさではかる
さらに距離が遠くなると年周視差による測定が困難になります。その場合に利用できる方法として、セファイド変光星⑧を利用す方法があります。セファイド変光星はその変光周期と明るさ(絶対等級)の間に一定の関係があるため、見かけの明るさと変光周期がわかれば、距離を推定することができます。
この関係は小マゼラン雲⑨の観測で発見されたそうです。数千光年から1億光年程度の距離の測定に利用されます。

(4)遠ざかる速さではかる
さらに距離が遠くなると個々の星を観測することが困難になります。しかし、宇宙空間の膨張に伴い、遠くの天体ほど地球から速く遠ざかるため、天体から出された光の波長がドップラー効果で長くなること(赤方偏移⑩)が知られています。
赤方偏移と距離の間の比例関係を利用して遠くの銀河などの距離を推定することができます。赤方偏移は300万光年から138億光年(ビッグバン直後)までの距離の推定に用いられます。

(5)その他(質疑ほか)
距離を測る方法には、Ia型超新星⑪を用いる方法もあり、遠方の銀河までの距離の測定に利用されます。
天文館の5階には、今回のミニ講座(距離を測る)に関連した展示があります。

<関連リンク>

https://ja.wikipedia.org/wiki/月レーザー測距実験

⑤年周視差(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/annual-parallax/

https://ja.wikipedia.org/wiki/はくちょう座61番星

⑦固有運動(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/proper-motion/

⑥ヒッパルコス衛星(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/hipparcos-satellite/

⑦ガイア衛星(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/gaia-satellite/

⑧セファイド変光星(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/cepheid/

⑨小マゼラン雲(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/small-magellanic-cloud/

⑩赤方偏移(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/redshift/

 ⑪Ia型超新星(天文学辞典)
https://astro-dic.jp/type-1a-supernova/

 

8月のまとめ2024(#106)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

8月は天文クラブ、はれー倶楽部の公式行事はありません。

2 天文情報

(1)8月のほしぞら情報

梅雨が明け、星空が見えるようになりました。8月といえばペルセウス座流星群ですが、8月12日23時頃に極大の予想だそうです。今年は月明かりがなく好条件だそうです。晴れるといいですね。そのほかの情報は「ほしぞら情報2024年8月(国立天文台、動画あり)」。「星空ガイド2024年8月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「8月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

(1)池ヶ平天文観測会
2024年の予定はまだ公開されていません。
連絡先はこちらです。

4 新着記事、その他

7月のまとめ以降の記事は、ありません(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

梅雨が明けてから、猛暑が続いています。ただ最近は夜の湿度が下がってきていくぶん過ごしやすくなった気がします。日没も少し早くなりました。土星食のライブ中継を見ようと思っていたのですが、ほとんど忘れていました。(YouTubeにいくつかアップされているようです。7月25日土星食)オリンピックが始まりましたが、あまり見る時間が取れません。仕事は今週末でようやく一段落しそうなので、遅れている行事報告を仕上げたいと思います。

Ishi

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7月のまとめ2024(#105)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

はれー倶楽部例会(令和6年度第1回)
令和6年7月14日(日) 午後2時30分集合
名古屋市科学館 通常の例会です。

2 天文情報

(1)7月のほしぞら情報

雨の日が多いですが、梅雨明けは7月中下旬との予報を見ました。梅雨が明ければ宵の空に夏の星座が見えるはずです。明け方の空には、火星と木星が明るく見えるはずです。7月25日の朝には、西の空で土星食が見られるはずですが、空が明るくなっているため、5月の火星食と同様に観測は難しいと思います。そのほかの情報は「ほしぞら情報2024年7月(国立天文台、動画あり)」。「星空ガイド2024年7月(アストロアーツ)」。毎日の天文現象については、「7月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

(1)池ヶ平天文観測会
2024年の予定はまだ公開されていません。
連絡先はこちらです。

4 新着記事、その他

6月のまとめ以降の記事は、ありません(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダー
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身辺雑記あるいは雑感

諸般の事情により4月から7月末まで仕事その他で忙しい状態が続いています。蛍の会で浅田さんがお勧めしていた軽量の経緯台を買ったのですが、動作確認すら出来ていない状態です。はれーのカレンダーも更新が出来ていません。恐らく、第1回例会(7/14)の行事報告も遅れると思います。
この場を借りて事前にお詫びしておきます。

Ishi

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6月のまとめ2024(#104)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

天文クラブ例会 6/27(木)・28(金) 「うつろいの天文学」

宇宙は誕生してから今まで、常に変化しています。人類が観測できる秒〜年のタイムスケールでも、突発的な爆発現象や周期的な変化を起こす天体があります。たくさんの天体を繰り返し観測することで、新たな発見がもたらされてきました。
天文クラブ入会案内より)

2 天文情報

(1)6月のほしぞら情報

6月21日が夏至なので、日が長くなってきました。梅雨も近づいて雨の日が多く、夜空の星や月も見られない日が多くなってきました。6月は目立った天文現象はなく、国立天文台の「ほしぞら情報2024年6月」も動画はありませんでした。「星空ガイド2024年6月(アストロアーツ)」によれば6月20日(木)の夕方にアンタレス食があります。毎日の天文現象については、「6月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

(1)池ヶ平天文観測会
2024年の予定はまだ公開されていません。
連絡先はこちらです。

4 新着記事、その他

5月のまとめ以降の記事は、行事報告の2件です。(新着記事は、パソコンでは右側、スマホでは下の方に表示されます)

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次回行事、前回行事へのリンクははれー倶楽部トップページから。その他の月間予定はカレンダーで。
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身辺雑記あるいは雑感

5月5日(日)に火星食が見られるということで、望遠鏡を使って見ようと挑戦してみました。太陽がまぶしく空が明るいのが気になりました。肉眼で、細い月が見つけられたので、経緯台の小型望遠鏡に導入して観察しましたが、明るい空で火星がみつけられず、諦めて、YouTubeの中継を見ることにしました。

YouTubeの実況でも火星が見つけにくいことに変わりはなく、実況では火星が見えると言っているのですが、画面で見る限り、どこに火星があるかわからない、そんな中継でした。

以前に昼間の金星食を見た時には、昼間でも月と金星の対比が美しかったことを覚えていますが、火星は小さく暗い星であることを実感しました。惑星食の一覧①を見ると、昼間の惑星食が多く、夜間は少ないことに気づきましたが、何か理由があるのでしょうか?(内惑星は太陽に近いから?外惑星でも昼間が多い気がします。)

①惑星食(国立天文台)https://www.nao.ac.jp/astro/basic/occultation.html

Ishi

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相生山蛍の会(令和6年)

日時:令和6年5月18日(土)20時~
10名ほどが参加しました。あさだ考房の浅田さんの解説による天体観察を予定していましたが、薄曇りのためあまり星は見えず、残念ながら、月とアルクトゥルスの観察程度となりました。浅田さんが持参された望遠鏡は、800g台の自動導入・自動追尾経緯台トラバースに附属の小型のものですが、あさだ考房のブログに書かれているとおり、望遠鏡込みの1セットが約2万円だそうです。口径6cmの小型反射望遠鏡ながら、月のクレーターなどしっかり見えるものでした。軽量なので、旅行等で持ち運ぶことも可能です。日食等にも役に立つかもしれません。

月などを小型望遠鏡で観察する様子

星はあまり見えませんでしたが、4月8日に、メキシコからアメリカにかけて見られた皆既日食の話を聞かせていただきました。はれー倶楽部のKoMさんも参加されたそうです。さらに、これまでに見てきた日食、今後見られる日食、そして2035年に日本で見られる皆既日食などの話で盛り上がりました。その他に最近の太陽黒点の写真や低緯度オーロラの話などいろいろと聞かせていただきました。低緯度オーロラは、低緯度にオーロラが出現するのではなく、北極圏のオーロラの上部が、低緯度(北海道など)からも見えるという現象だそうです。

9時頃から広場を離れ、蛍を見に行きました。蛍は時期が少しだけ早かったようで、ピーク時の半分程度に思えました。それでも道端に蛍がいたり、沢沿いの道では、何匹も見ることができ、目の前を飛ぶ様子など、十分に楽しむことができました。過去に蛍の乱舞を見た丘の竹やぶまで行ったのですが、こちらは残念ながらほとんどいませんでした。道すがら蛍を見ながら10時ごろに広場に戻り、解散しました。蛍の会は、私にとって桜の花見のように毎年の行事になりました。暗闇に光る蛍はとても神秘的で、名古屋市内に残る貴重な自然が大切にされて欲しいと思いました。

令和5年度第3回例会

2024年4月21日(日)13:30~
はれー倶楽部令和5年度第3回例会の報告です。
参加者は27名でした。(①~⑯は文末の関連リンクの番号)

1.特別講演会「最近の太陽活動と火星衛星探査計画MMX」

今回の特別講演会は、「最近の太陽活動と火星衛星探査計画MMX」と題して、矢治健太郎先生(宇宙航空研究開発機構 国際宇宙探査センター 火星衛星探査機プロジェクト)にご講演いただきました。

太陽①は直径140万km、地球の直径の109倍の巨大な星です。太陽までの距離は1億5千万kmで、光で8分19秒かかります。
黒点②は太陽の活動を示す指標の一つであり、これを定量化する指標として、黒点相対数③=黒点群数×10+黒点数 が考案されています。2024年4月20日には相対数283という多くの黒点が観測されています。(下図)

2024年4月20日の太陽黒点

この太陽を白色光、Hα線、X線で観測したものが下の図です。

3波長で見た太陽

Hα線は水素原子が出す光で、黒点付近にフィラメントと呼ばれる黒い筋が見えます。これはプロミネンス④を上から見たもので、太陽の表面より温度が低いために黒く見えます。黒点付近には強い磁力線があり、この磁力線付近にあるコロナがX線で明るく見えています。

黒点相対数は、2024年現在、ピークに近づいていると考えられます。(下図)

太陽黒点数(相対数)の変化

黒点は、太陽の北半球と南半球にできるものがあり、上の図のとおり、最近は北半球(青色)のピークに少し遅れて南半球(赤色)のピークができる傾向があるそうです。また、黒点が発生する緯度と黒点数には一定の関係があって、同じ周期で変化しています。⑤(下図)

黒点が発生する緯度と黒点数の関係

黒点数がゼロに近づいた後に出現する黒点は、太陽の南北の高緯度地域に発生します。これが次第に数を増すとともに、発生場所が太陽の赤道付近に近づいていきます。すると黒点数は減少し、ほぼゼロになります。これを一定の周期(11年程度)で繰り返していることが上図からわかります。

現在の黒点数は、観測上25番目のサイクルであり、現在はそのピークに近づいているものと推測されます。黒点数が増加すると、太陽フレアも増加します。(下図)

フレアの数と黒点数

折れ線グラフが黒点数で、縦棒グラフがCクラス以上のフレア⑥を示しています。大規模なフレアが発生すると、地球上や人工衛星などに甚大な被害を及ぼす恐れがあります。

X5クラスのフレア

2023年12月31日にはX5クラスの巨大フレアが発生しましたが、幸い地球とは異なる方向を向いていたため、被害はありませんでした。

太陽観測衛星「ひので」⑦(Solar-B)は、2006年に打ち上げられ2016年に観測結果をまとめたひので10周年記念ムービー⑧が作成されました。現在は後継機としてSolar-Cの打ち上げが計画されており、その打ち上げは2020年代後半(2028年頃か)とされているそうです。

日本の宇宙開発で惑星探査をめざしている計画がMMXです。火星衛星探査計画MMX : Martian Moons eXploration)⑨⑩は、2026年度の探査機打上げを目指し、研究開発が行われています。計画では火星衛星(フォボス・ダイモス)の擬周回軌道に入り、火星衛星観測・サンプル採取(フォボス)を行います。観測と採取を終えた探査機は、サンプルを携えて地球に帰還する計画です。

MMXの1/2サイズの模型が、蒲郡にある「生命の海科学館」⑪で2024年4月27日(土)~6月23日(日)まで展示されているそうです。

<関連リンク>

https://ja.wikipedia.org/wiki/太陽

https://ja.wikipedia.org/wiki/太陽黒点

https://ja.wikipedia.org/wiki/ウォルフ黒点相対数

https://ja.wikipedia.org/wiki/紅炎(プロミネンス)

https://ja.wikipedia.org/wiki/シュペーラーの法則

https://ja.wikipedia.org/wiki/太陽フレア

https://ja.wikipedia.org/wiki/ひので_(人工衛星)

⑧ひので10周年記念ムービー
https://hinode.nao.ac.jp/10th/movie/10.html

⑨火星衛星探査計画MMX(宇宙科学研究所)
https://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/developing/mmx.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/火星衛星探査計画

⑪生命の海科学館開館25周年記念 特別展「日本のサンプルリターン」
https://www.city.gamagori.lg.jp/site/kagakukan/mmx2024.html

プラネタリウム「おとめ座物語」

プラネは「おとめ座物語」と題して、おとめ座にまつわる神話と、おとめ座銀河団のお話でした。

今日の星空では、日没後の夕方、西の空に木星が見えます。金星は太陽よりも先に沈み、明け方の空に見えます。夜8時頃には、冬の大三角が西の空の低い位置に、東には春の大三角⑫があります。

春の大三角は、うしかい座のアークトゥルス(0等星)、おとめ座のスピカ(1等星)に、しし座のデネボラ(2等星)を加えた3つの恒星が形作る三角形です。

おとめ座⑬の神話は、「農業の女神デーメーテール」の神話と、てんびん座⑭と合わせた「正義の女神アストレア」の神話があります。

人間が初めてこの世界に現れたころ、世の中はまだ平和な「黄金の時代」でした。アストレアやほかの神様たちは、そのころは地上にいて人間とともに暮らしていました。次の「銀の時代」には少し生活が厳しくなりました。「銅の時代」になると、人間は武器を作って争うようになります。そして最後の「鉄の時代」になると、世の中が荒れ、人間の心はどんどんすさんでいきました。神様は、人間を見放して天界へ帰っていきました。

アストレアは一人残っていましたが、最後には、もう私の手に負えないと、地上を去って天へ帰ってしまいました。そして〈おとめ座〉になりました。アストレアの持っていた善悪の重さをはかる天秤も天に上り、〈おとめ座〉のすぐ隣で〈てんびん座〉になったといわれています。

おとめ座の方向には、太陽から約6000万光年の距離に「おとめ座銀河団」⑮⑯と呼ばれる多数の銀河があます。その中で最も明るいM87星雲は、2019年にEHTにより中心部のブラックホールが観測されたことでも知られています。

<関連リンク>

https://ja.wikipedia.org/wiki/春の大三角

⑬星座八十八夜 #18 翼を背負った農業の女神「おとめ座」
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13148_mook-vir

⑭星座八十八夜 #25 善悪をはかる「てんびん座」
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13175_mook-lib

⑮おとめ座銀河団(動画あり、天文学辞典:日本天文学会)
https://astro-dic.jp/virgo-cluster/

https://ja.wikipedia.org/wiki/おとめ座銀河団

 

5月のまとめ2024(#103)

1 公式行事ほか(はれー倶楽部+天文クラブ)

天文クラブ例会 6/27(木)・28(金) 「うつろいの天文学」

宇宙は誕生してから今まで、常に変化しています。人類が観測できる秒〜年のタイムスケールでも、突発的な爆発現象や周期的な変化を起こす天体があります。たくさんの天体を繰り返し観測することで、新たな発見がもたらされてきました。
天文クラブ入会案内より)

2 天文情報

(1)5月のほしぞら情報

4月21日のはれー例会のプラネのテーマにあったように、春の星座の季節になってきました。ただ、春の夜空は黄砂や水分の影響で、少し靄がかかったように見えます。春の大三角も市内では見つけにくいかもしれません。天文現象では、5月5日(日)の昼間に、2年ぶりの火星食があります。月齢は26で火星の明るさは1等級なので、少し見つけにくいですが、望遠鏡を使えば観測可能です。
その他の情報は、「ほしぞら情報2024年5月(動画あり)」や「星空ガイド2024年5月(アストロアーツ)」、毎日の天文現象については、「5月の天文現象カレンダー(アストロアーツ)」をご覧ください。

3 観望会・講演会など(名古屋近郊で他団体主催のもの)

(1)池ヶ平天文観測会
2024年の予定はまだ公開されていません。
連絡先はこちらです。

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編集後記あるいは雑感

今年の桜は、例年よりも早く咲くと言われていましたが、3月下旬が寒くなり、むしろ遅く4月に入ってから開花しました。4月も気温の変化が激しく、真夏日になるなど、服装も冬物から一気に夏物に移行し、春物の衣服を着る機会が少なかった気がします。今年の夏も猛暑になるのでしょうか。

蛍の会も例年より早めに開催されます。昨年は猛暑など気象の変化の厳しい年でしたが、蛍が無事に1年を乗り切って、多くの蛍が見られるといいですね。

Ishi

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